こんにちは!家づくりサポーターの長田です。
住宅用語のベランダやバルコニー、テラスという言葉は、おそらく誰もが聞いたことがあると思います。
しかしなんとな~くイメージはできても、その違いと見分け方って分かりますか?
住宅会社との間取りの打ち合わせの時にも使う言葉になりますので、この3種類の違いについては把握しておきましょう!
ベランダとは
ベランダの条件はこちら。
☑2階以上にある
☑建物からせり出ている
☑人が歩くことができる
☑屋根がある
アパートやマンションなどに付いているのはほとんどがベランダです。屋根が付いているので洗濯物を干したりするのに役立ちます。
ただ、建物の向きや屋根の長さによっては、自然の光が部屋の中に入りにくくなることもありますので、設計段階では注意してもらいましょう。
バルコニーとは
バルコニーの条件はこちら。
☑2階以上にある
☑建物からせり出ている
☑人が歩くことができる
☑屋根が無い
ベランダとバルコニーの見分け方は、その上部に屋根がかかっているかどうか。
バルコニーは屋根がなく、手すりなどでかこってあることが多いため、太陽光を取り入れたり開放感を得ることができます。プランターを置いて植物を育てるにはいい環境かもしれませんね。
しかし、もし洗濯物を干すためにベランダが欲しいと思いながら「バルコニー」と伝えてしまうと、屋根がかかっていないスペースが出来上がってしまうので、この2つの伝え方には注意が必要です。
テラスとは
ではテラスとは何でしょうか。その条件はこちら。
☑1階と同じ高さにある
☑建物からせり出ている
☑人が歩くことができる
☑屋根は必須ではない
なんとなくイメージは付きやすいと思いますが、1階フロアと同じ高さで建物の外にせり出ている部分をテラスといいます。
使い方としては、テーブルやいすを置いてくつろいだりすることができるスペースで、屋根がかかっているかどうかは必須ではありません。
一戸建て住宅のテラスは一般的に写真のように木材で作られることが多く、雨の日はそのまま濡れっぱなしの環境になってしまいますので、テラスを作るときには住宅会社に木材の耐水性やメンテナンスについて聞いておくといいでしょう。
いかがでしたか?
住宅会社の平面図(設計図)を見るときにも、「ベランダ」や「バルコニー」という言葉はよく出てきます。
ですので、「あ、ここまで屋根がかかっているのか。」「ここには屋根がかかっていないのか」というように、それぞれの違いが分かるようになっておくと、より一層建物のイメージが付きやすくなりますよ!
家づくりサポーター 長田圭史