突然ですが、私はスターバックスが苦手です。
…コーヒーは好きです。雰囲気としても居心地いいし、そこでパソコンを開いてだけで仕事がデキる男みたいなかんじになりますよね(笑)
ただ何が苦手なのかと言うと、注文するときのサイズ。
普段よく目にしているのは「S、M、L」という大きさ。
しかしスタバではS(ショート)、T(トール)、G(グランデ)…
縦に表記が並んでいるからこそ分かりますが、聞きなれない数字のため頭がこんがらがってしまうんです。
初めてスタバに行った時は、焦りのあまり「short」が読めなくなり「コーヒーのショットで」と言って友達に「小さすぎだろ!」と笑われました。(※ショット=ウイスキーなどを飲む一口サイズのグラス)
コーヒーだけに苦い経験です。
普段使い慣れていない言葉を聞いても、イメージしにくかったり意味がよくわからなかったりしませんか?
住宅業界にも、独特な表現がたくさんあります。
そこで今回は住宅業界ならではの呼び方について3つ紹介します。
家づくりをするときにはこれから紹介する言葉をよく耳にすることになると思いますので、あらかじめどんなものか知っておきましょう。
☑㎡ではなく坪がメイン!
「この1階面積は何㎡ですか?」
「土地の面積は何㎡ですか?」
という質問をされる方がいらっしゃいます。
確かに、広さを表す単位としては「㎡」がメジャーどころでしょう。
しかし、住宅業界ではあまり㎡という単位は使いません。メインとして使う単位は「坪(ツボ)」。
1坪を㎡に変換すると、約3,3759㎡のこと。だいたい畳2枚分と同じ広さとなります。
もちろん㎡で答えることもできますが、営業と話すときには「坪」を使って説明されることの方が多いんです。
家づくりをするときには、見学会やモデルハウスに行ってみて「○坪の広さ」というものを体感おきましょう。
☑畳ではなく帖がメイン!
部屋の広さについての話をするときには、「○ジョウ」という呼び方をします。
このときの漢字としては「畳(ジョウ)」ではなく「帖(ジョウ)」がメインで使われています。
広さの意味としては、1畳も1帖も同じです。
昔、和室が主流だった「畳」という漢字が主に使われていましたが、現在は和室だけでなくフローリングの洋室が多くなってきているので、畳という漢字を使って勘違いすることを防止するために「帖」と言う漢字を使うようになったそうです。
なかには、和室の部分は「畳」、洋室は「帖」という漢字で表記してある場合もありますが、単位によって大きさの割合が変わるということはありませんのでご安心ください。
☑m、cmではなくmmがメイン!
日常的によく使う長さの単位としては、m(メートル)やcm(センチメートル)が主流ではないでしょうか。
しかし住宅業界では、長さはすべてmm(ミリメートル)で表示します。
例えば、1m20cmのことは「1200」と呼びます。mmまで言わずに数字だけ言うことがほとんどです。
天井の高さ、窓の大きさ、キッチンの幅など全部単位はmmの数字で呼ばれています。
私自身、mmで言われてもいまだにしっくりきませんので、よくわからない時にはちゃんとcmやmに直して説明してもらうようにしておくといいでしょう。
いかがでしたか?
今回はメジャーなものだけを紹介しましたが、このほかにも住宅業界には独特な単位や数字の呼び方がたくさんあります。
例えば柱の太さを「寸(スン)」、柱の間隔を「間(ケン)」、浴室の広さを「1600×1600(イチロクイチロク)」などなど。
家づくりの打ち合わせを進めるにつれて様々な専門用語が出てきますので、少しでも疑問が生じたらその都度分かるまで説明してもらうといいでしょう。
家づくりサポーター 長田