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家づくりに失敗しないためのブログ

一生に一度の家づくりで失敗しないために必要な知識や判断知識が身についていくお役立ちブログ。自分たちが建てたい家が見えてくる。

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小学校に上がる前に家を建てたい。入居時期は3月で大丈夫?

卓球

私は高校時代、卓球部でした。中学校の頃から続けていて、そんなに強くはありませんでしたが毎日練習に汗を流していました。

ある時、長年使っていたシューズに穴が空き、新しいシューズに買い替えることになりました。「もし次買うならこれが欲しい!」と前々から目星を付けていたものがあったので、通販で注文しようとしたところ、届くのに1週間ほどかかるとのこと。

…なんと1週間後には試合を控えていました。でも試合までに間に合うならいいか!と思って注文。ハラハラしながら待っていたら、結局届いたのは試合前日の夜でした(笑)

そして迎えた試合当日。

新しいシューズを手に心機一転!今日はなんか勝てる気がすると自信に満ち溢れていました。早速履いてみるとめちゃくちゃ軽くて動きやすいし、靴底のグリップもよくて踏ん張りがきく!

あ、来たな俺の時代。私の自信は確信へと変わりました。

 見落としていた重大なミス

ミス

しかし、いざ試合になってみるとボロボログズグズ…。いままでずっと使っていたシューズとは違うため、サッと動くときに躓いて体制を崩したり、体と足のテンポが合わなくて思うように打てなかったり…

結果、1試合目で負けてしまいました。

シューズを買う時、「試合に間に合えばいいや!」と思っていた自分。新しいシューズに慣れるまでの練習期間の事を全く考えていませんでした。

もっと試合までに余裕を持って購入し、十分練習してシューズに慣れていればベストな状態で試合に臨めていたでしょう。

期日に合わせて購入するのではなく、期日には慣れている状態でいられるように、前もって購入しておくことが大事なんだと学びました。

「なにやってんだ長田、当たり前じゃん(笑)」と思われるかもしれませんが、実は住宅業界にはこれによく似た話があります。

「子どもが小学校に上がるまでには建てたい」

入学

家を建てる時、多くの子育て世代の方は「子どもが小学校に上がるまでに」という基準で家づくり計画を立てられています。その理由としては「転校はさせたくないから」。せっかく友達と仲良くなったのに転校させるなんて気が引けますよね。

確かに、仮に子どもが小学校に上がってから家を建てようとすれば、同じ校区内で土地を探して家を建てない限り、転校しなくてはならなくなります。

しかし、一生に一度の家づくりをする時に、“同じ校区内”という限定された範囲内で土地を探して建築して、本当に満足のいく家づくりはできるでしょうか。

ですので、この「子どもが小学校に上がるまで」という一つの基準は正解だと思います。ただし、私がここで気を付けてほしいのは「新しい環境に慣れるまでの準備期間」というポイント。

入学する時は環境に慣れた状態で!

パーティー

「子どもが小学校に上がるまでに」と言いながら“入学前の2~3月”をイメージされる方が多くいらっしゃいます。

でもよく考えてみてください。3月に入居したとして、引っ越しの段ボールを片付けたり近隣に挨拶に行ったりと、やることはたくさんあります。それに加えて小学校の入学準備もしなくてはならなくなると、慌ただしい新学期を迎えることとなってしまいます。

子どもも、数回しか顔を合わせたことが無い近所の友達と学校に行くこととなり、いきなり新しいコミュニティーに入っていくという点では転校とあまり変わらない状況なのではないでしょうか。

もしも、入居して新学期になるまでに十分な期間があれば、新しい街の環境や小学校までの道路などを子どもと一緒に確認したり、子供は近所のお友達と仲良くなってから小学校に行くこともできます。

例えばですが、前年の12月に入居して引っ越しの片付けや近隣挨拶を済ませて「新築お披露目会&クリスマスパーティー」を開くというのはどうでしょう?そうすれば子どもにもお友達を作るキッカケとなり、入学の時はみんなで仲良く学校に登校することができるのではないでしょうか。

家づくりのスケジュールを考える時には、“新しい環境に慣れるための期間”のことも頭に置いておきましょう!

家づくりサポーター 長田圭史

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長田 圭史

熊本県合志市生まれ。高校以降はキーボード担当としてバンド活動に青春を捧げたり、バスを運転して21歳で大型二種免許を取ったりするというちょっと変わった学生時代を過ごし、住宅会社に就職。
男4人兄弟の長男として育ったので、一見落ち着いているように見られがちですが、実は常にボケたくて仕方がない“小笑い製造機”
「周りを明るくするために、まずは自分から笑顔を発信しよう!」をモットーに、毎日なにかしらワクワクしながら生きているハッピー野郎です。