先日、無性におしゃれなパン屋さんに行ってみたい気分になったので、友達と郊外のパン屋さんに行ってきました。
到着すると、周りの静かな景色に溶け込むような白い塗り壁の可愛い一階建ての店舗が。その入口にあるアンティーク調の黒いアイアンの扉をゆっくりと開けると、たちまちフワっとパンの香りが長田達を包みます。
いつもはコンビニでしかパンを買わない長田にとって、パン屋さんのパンはもう端から端まで全部美味しそうに見えました。
いくつかパンを買って店内の飲食スペースに行くと、もうとにかくおしゃれ!壁、柱、テーブル、椅子、音楽、小物…すべての物が統一感のとれた心安らぐ空間でした。
そこで見た、あの天井からぶら下がってクルクル回っているプロペラ。いろんなところで見かけたことはありませんか?
なんだかおしゃれ感が出るあのプロペラ、実はただのインテリアじゃないんです!
空調をサポートする「シーリングファン」
このプロペラは「シーリングファン」という名前で、室内の空気を循環させる役割があります。
冷房をつけるような暑い時期は、扇風機と同じような効果でゆったりとした風を起こして体感温度を下げる役割があります。
では、今のように暖房を使う寒い時期にはどうなっているのでしょうか。扇風機にあたると寒いですよね?
…なんとプロペラが逆回転しています!
暖気と冷気の性質に合わせて回転を変える
部屋や車で暖房をつけている時に、頭は暖かいのに足が寒いと感じることはありませんか?これは、暖かい空気が上に、冷たい空気が下に溜まる性質があるからなんです。
特に冬場は窓が冷たくなることで窓付近の空気が冷やされて下に落ちてくることで、足元が寒くなったり床が冷たくなったりしています。
そこで、シーリングファンを逆回転させて使えば、部屋の上部に溜まった暖かい空気を吸い上げて壁の方に流し、壁伝いに暖かい空気が足元に流れてくるようにすることができます。
これにより部屋中に暖かい空気が循環し、快適な温度にできます。
天井が高くないと付けられない…?
「シーリングファンって上から吊るしてあることが多いから、高い天井がないと付けられないのでは…?」と思われている方もいらっしゃいます。
しかし現在は、このように照明とシーリングファンが一体になったタイプのものもあります。これを使えばリビングや寝室などでもシーリングファンを取り付けておしゃれ感を出しながら空調管理も行うことが可能です!
おしゃれに節電!
室内の空気を循環させて冷暖房の効率を上げれば、浮いた電気代は貯金することができます。
さらに暖房とシーリングファンの活用で、冬場でも暖房を弱くすることができれば空気の乾燥を防ぐこともでき、ドライアイや乾燥体質の方にもオススメです。
部屋がおしゃれになり生活にも役立つシーリングファン。マイホームを計画する時には検討してみてはいかがですか?
家づくりサポーター 長田圭史