生活する中で必ず必要になるものの1つに『照明』があります。
ひとえに照明といっても、用途は様々。
室内の暗いところを照らしたり、間接照明でおしゃれな雰囲気を演出したり、勉強時に目が悪くなるのを防ぐためだったり。
店舗には、使う場所や用途によって、様々な種類の照明が販売されています。
多くの方が購入時に気にされているのはおそらく大きさやデザインなど。
実はもう1つ注目してほしい所があります。
それは、照明の『色』。
今回は、照明の『色』の種類や特徴、それぞれの色に適した場所・適さない場所をご紹介していきたいと思います。
照明の『色』の種類や特徴は?またそれぞれ適した場所はドコ?
照明など光の色を表す単位として『K(ケルビン)』という単位があります。
ケルビンの数値が低いほど暖色系、高いほど寒色系になります。
照明の種類はケルビンの違いによって全部で5種類に分けられます。
約3000K:電球色(でんきゅうしょく)
約3500K:温白色(おんぱくしょく)
約4100K:白色(はくしょく)
約5000K:昼白色(ちゅうはくしょく)
約6500K:昼光色(しゅうこうしょく)
ちなみに、紹介した5色のうち、一般的に蛍光灯として販売されているのは、「電球色」「温白色」「昼白色」「昼光色」の4色です
今回はこの4色についてそれぞれの色はどのような特徴があるのか紹介していきます。
電球色(でんきゅうしょく)
家族団らんの場に最適で落ち着ける効果があります。
他にも料理がおいしく見えたり、目が疲れにくいなどのメリットがあります。
少し暗めなので、作業効率は下がり、眠くなりやすい色でもあります。
<適した空間>
リビング・ダイニング・寝室・和室・トイレ・浴室・廊下
温白色(おんぱくしょく)
一般的な照明として商品化されたのが、他の色に比べ新しい色なので、商品数が少なめです。
特に女性にとっては、メイク時に適した自然な光の色なので人気ですし、服を選ぶ時のコーディネートにも適しています。
<適した空間>
リビング・洗面脱衣室・メイク室・寝室・クローゼット・居室
昼白色(ちゅうはくしょく)
名前の通り10~14時の時間帯のお昼の光のような色合い。もっとも太陽の光に近い色です。
明るい色なので、作業効率は高まりますが、逆に寝室などには適していません。
<適した空間>
キッチン・勉強部屋・書斎・作業場・事務所・クローゼット・洗面脱衣室・メイク室・リビング
昼光色(ちゅうこうしょく)
昼光色のように青みがかった色は、の王を覚醒させる効果があり、集中力を高めるのに最適といわれています。
逆に、くつろぐ空間には不適で、長時間見ると目が疲れやすくなってしまいます。
<適した空間>
勉強部屋・書斎・作業場・クローゼット
まとめ
光の色を表す単位「K(ケルビン)」があり、その数値が低いほど暖色系、数値が高いほど寒色系となり以下のような光の色に分けられ、それぞれ特徴があることをお伝えしてきました。
約3000K:電球色(でんきゅうしょく)
約3500K:温白色(おんぱくしょく)
約4100K:白色(はくしょく)
約5000K:昼白色(ちゅうはくしょく)
約6500K:昼光色(しゅうこうしょく)
各部屋で用途を考えて照明の色を選択するのは大変、、、、
例えば、子供部屋。多くの場合、勉強部屋であり寝室でもあるでしょう。
その場合、勉強する時は昼光色のような寒色系、寝る時は暖色系など使い分ける必要があります。
最近は“調光付き”の照明も多く販売されていますので、それを購入すると無難です。
しかし、調光付きでも、電球色のような暖色系がないものや、逆に昼光色のような寒色系がないものもありますので、そこを見落とさないようご注意してください。
間接照明など、照明にこだわりたい人は、ぜひ参考にしていただき、素敵な空間の演出を楽しんでいただければと思います。
家づくりサポーター 松浦征久