こんにちは!松浦です。
住宅の種類を大きく分けると、建売(規格)住宅と注文住宅になります。
建売(規格)住宅は、ある程度家の間取りや住宅設備などが決められており、その中からお客様の好みのものを選択する仕組みです。
一方、注文住宅はまっさらな状態から、お客様のご要望に合わせて間取りの作成から行っていきます。
住宅会社の中には、住宅設備のメーカー選択やドアの色、ドアノブの形の選択など細かい打合せをするところもあります。
一生に一度のお買い物、せっかくなら自分好みの住宅を建てたいと思い“注文住宅”を選択される方も多いですが、建売(規格)住宅と比較するとどうしても費用が高くなりがち。
今回は、注文住宅でも費用を抑えながら家を建てる裏ワザ的な方法を3つご紹介します。
【1】家のカタチは凸凹ではなく長方形を意識しよう
長方形の家に比べ、凸凹の家は同じ面積でも住宅コストが高くなってしまいます。
家づくりで費用がかさむのは、基礎、外壁、屋根。これらの三大コストを抑えるためにも、出来るだけシンプルな形にしましょう。
また、リフォーム時や何かしらの理由で家を手放さなければならなくなってしまった場合もあるかもしれません。
万が一のことを考えると、外観や間取りともに長方形を意識したシンプルな形の方が、リフォーム費用を抑えることができますし、販売・賃貸時に次に住む人が見つかりやすくなります。
【2】住宅設備のグレードを抑えよう
新築戸建てを建てるなら、せっかくならキッチンや浴室などの住宅設備も最新のものにしようと思っていませんか?
住宅設備に関わらず、新商品や最新のものはコストが高くなりがち、、、。また、それぞれの住宅設備にある機能や装飾などは本当に必要なのでしょうか?
最新のものだからと飛びつかずに、まずは現状の問題点と改善したい点をピックアップし、その改善点をまかなえる商品を選択しましょう。
住宅設備は最初どんなに新品で最新のものでも、使い続ければいずれは修理や交換が必要になります。
住宅は定期的にメンテナンスをしていくことで家の寿命を延ばし、快適な住み心地を維持することができるので、初期費用だけでなく、維持費用も意識した資金計画をしていきましょう。
【3】最初から完璧な家を求めないようにしよう
子どもは3人欲しいから子供部屋も3部屋、もしかすると親と同居するかもしれないから和室も欲しいなど、将来のことを考えすぎて計画すると、大豪邸のような大きな家になってしまい、その分住宅コストも高くなってしまいます。
例えば、ご両親がまだお若いのであれば、同居も10年以上先かもしれません。その時はお子さんも成長されて一人暮らしを始めているかもしれませんので、巣立ったお子さんの部屋をご両親の部屋に替えると部屋数を節約することができます。
家族のニーズや生活の変化は予想通りに行くとは限りませんが、将来こうなりたいという希望を設計や建築家の方と共有し、柔軟性のある間取りにすることで初期費用を抑えることができます。
例えば、子供部屋は最初から区切らず、最初は広い一部屋で伸び伸び遊べるスペースにして、後から壁で仕切ることで個室にすることができます。
まとめ
今回は注文住宅の費用を抑えて建てる3つの方法をご紹介しました。
【1】家のカタチは凸凹ではなく長方形を意識しよう
【2】住宅設備のグレードを抑えよう
【3】最初から完璧な家を求めないようにしよう
一生に一度のお買い物だからといって、予算いっぱいで住宅の計画をすると、ローンの支払いで家計が苦しくなり、旅行に行けなかったり、欲しいものが買えなかったり、リフォーム費用がないなど、結果後悔の家づくりになるかもしれません。
ですので、余裕ある資金計画をするために、抑えるところは抑えて、満足できる住まいづくりをしていくことをオススメします。
家づくりサポーター 松浦征久