こんにちは!松浦です。
僕の趣味の1つでいろんな間取りを見るというものがあります。
ただ間取りを見るだけではなく、「生活動線や家事動線はどんな感じだろう?」「この間取りは将来の自分の家に取り入れたい!」「ここを変えたらもっと良くなるはず!」など職業病交じりの趣味を楽しんでおります。笑
このようにたくさんの間取りを見ていると、間取り図だけでも多くの表示方法があります。
デザインは白紙に黒線のシンプルなものから、色鉛筆風、油彩風なもの。文字表記も日本語、英語、略称など様々。
僕は純日本人なので、英語表記になると分からなくなります。まして略称で書かれているともうお手上げ、、、。
おそらく僕のように間取り図好きで略称がわからず困っている人がいるかもしれないと思いましたので、今回は、間取り図で使われている略称された言葉のご紹介をしていきたいと思います。
間取り図に使用されている略称について
L:Living Room:リビングルーム
D:Dining Room:ダイニング
K:Kitchen:キッチン
これはご存知の方も多いと思いますが、居間、食事スペース、台所が一体化した空間のことです。
☑UB
UB:Unit Bus:ユニットバス
主に賃貸ではお風呂とトイレが一体となった空間と解釈されますが、本来は、“壁・天井・床が一体となっているお風呂”です。
☑CL
CL:Closet:クローゼット
主に衣類を収納するスペースの事です。
☑WIC/WCL
WIC/WCL:Walk-in Closet:ウォークインクローゼット
スペース内を歩けるくらいの広さを確保され、通常より面積や収納量の多い収納スペースになります。
☑SCL/SIC
SCL/SIC:Shoes-in closet:シューズインクローゼット
玄関横に設置される広めの収納スペースになります。
☑SB
SB:Shoes Box:玄関収納
SCL/SICとは違い、玄関脇にある下駄箱のみの収納スペースを指します。
SR:Service Room:サービスルーム
窓がなく採光や通風が建築基準法をみなしていない居室ではない部屋。主に納戸などの収納スペースを指します。
☑Sto
Sto:Storege:ストレージ
貯蔵室や納戸など、SRより広めの収納に使われることがあります。
☑RF
RF:Roof Floor:屋上
屋上スペースはもちろん、室内のロフト(Loft)スペースもRFと表現されていることがあります。
☑PH
PH:Penth House:ペントハウス
屋上や屋上の出入り口を指します。屋上とロフト(小屋裏収納)が両方存在する場合、区別するために使い分けられることがあります。
☑GK
GK:Gus Kitchen:ガスキッチン
基本オール電化ですが、キッチンのコンロだけガスの場合など、分かりやすく表現する時に用いられます。
☑CF
CF:Cushion Floor:クッションフロア
ビニール製床材が敷いていることを指します。クッションフロアはクッション性が高く、衝撃音を吸収し水に強いという特徴があります。洗面脱衣室に使われていることが多いです。
PS:Pipe Spsce:パイプスペース
水道管やガス管などの配管を1階から2階に通すための配管スペースになります。排水音などが気になる方は、寝室など居室近くに配置しないよう注意が必要です。
☑DS
DS:Duct Space:ダクトスペース
全館空調を採用している家など、空気を送るダクト(配管)を通すスペースです。
DS:Dead Space:デッドスペース
たまにですが、何も使えない空間のことを指すことがあります。
☑MB
MB:Meter Box:メーターボックス
ガス・電気・水道のメーターを設置しているスペースを指します。パイプスペースの中にメーターボックスがある時は「MBPS」と表示されることがあります。
☑BR
BR:Bed Room:寝室
基本的に洋室などと表現されますが、夫婦の部屋と子供部屋を区別する時に使われることがあります。
夫婦の部屋や主寝室のことを「MBR:Master Bed Room」と表示する時もあります。
☑DEN
DENはもともと「巣・洞穴」という意味があり、そこから「書斎」などの趣味の小部屋のことを意味します。
ENT:Entrance:エントランス/玄関
☑DR
DR:Dressing Room:洗面脱衣室
☑WC/T
WC/T:Water Closet/Toilet:トイレ
☑W
W:Washing machine place:洗濯機置き場
☑R
R:Refrigerator:冷蔵庫置き場
☑AC
AC:Air-Conditioner:エアコン
☑EV
EV:Elevator:エレベーター
☑Void
Void:吹き抜け
まとめ
僕自身、間取りだけでなく英語にも詳しくなった気がします。笑
全て覚えることは難しいですが、主要な略称を知っておくだけでも、より深く設計者の意図をくみながら間取りを読み取ることができますよ。
家づくりサポーター 松浦征久