こんにちは、長野です。
玄関は、家の顔とよく言われます。そんな玄関ドアにはいくつか種類があります。大きく分けると「開き戸(ドア)」と「引き戸」です。
開き戸は洋風、引き戸は和風というイメージを持っている方が多いかもしれません。しかし、最近では、和風のものに限らずデザインも豊富にあります。
今回は、玄関ドアを引き戸にしたときのメリットとデメリットをご紹介します。開き戸か引き戸で迷っている方は参考にしてみてください。
引き戸のメリットとは?
①荷物の出し入れがしやすい
開き戸と比較して荷物の出し入れがしやすいことがメリットとしてあげられます。例えば、荷物を何回かに分けて家のなかへ運ぶとき、開き戸だと運ぶたびに開け閉めする必要があります。しかし、引き戸だと開けたままにしておけて便利です。
開き戸でも開けたままにできますが、扉部分が玄関の外側に来るので荷物を運ぶ妨げになる場合もあります。
②玄関の省スペースが可能
引き戸は、扉を横にスライドさせるので開き戸のように扉部分が移動するスペースを確保する必要がありません。ですので、玄関の外部分にスペースがあまりない場合でも問題なく設置できます。
③明るさを確保できる
暗くなりがちな玄関ですが、ガラス面が多いデザインの引き戸を使えば十分な明るさを取り込むことができます。日中は玄関の照明をつける必要がなくなるので、節電にもなります。
引き戸のデメリットとは?
①掃除がしづらい場合もある
通常、引き戸にはレールが設置してあってその上を扉が移動する構造になっています。レールがあることによって、玄関の掃除がしづらいことがあるかもしれません。
②気密性・断熱性が劣る
開き戸と比較して引き戸は気密性が劣ります。場合によっては扉を閉めている状態のときに強風による音がすることもあります。
また、先ほどメリットとして、ガラス面の多いデザインの引き戸を使えば明るさを取り込めるとご紹介しましたが、そのようなデザインの引き戸を設置すると断熱性が劣ることもあり、玄関が夏場は暑くて冬は寒いということになってしまいます。
③防犯面で対策が必要
防犯面も開き戸と比較すると若干劣るので、対策が必要です。具体的には、カギをツーロックにしたり、取り外しができるサムターン(玄関内側でのカギの開け閉めをする金具)を採用したり、防犯ガラスにしたりする方法があります。また、ディンプルキーといって耐ピッキング性能の高いシリンダーキーを使うとさらに防犯性を高めることができます。
いかがでしたか?
今回は、玄関ドアを引き戸にしたときのメリットとデメリットをご紹介しました。引き戸は上記で挙げたメリット以外にも、車いすやベビーカーを日常的に使う家では玄関のすぐわきに立った状態で開け閉めができるので、便利です。
どんなものにも一長一短あります。どちらが自分たちの生活に向いているのかを判断することが一番大事です。
家づくりサポーター 長野