こんにちは、長野です。
家づくりは、住宅会社選びや土地探し、間取り決めだけではありません。内装を決めていくのもそのひとつです。内装とひとくくりに言ってもさまざま。そのなかでも壁紙はお部屋の多くの面積を占める大切な部材です。
壁紙の素材やカラーが違うだけで、お部屋のイメージは大きく変わります。今回は、そんな壁紙の選び方と選ぶときのポイントをご紹介します。
壁紙の選び方って?
一般的には、「ビニールクロス」を使うことが多いです。ビニールクロスとは、ポリ塩化ビニール樹脂でできている壁紙のことです。
シート状のポリ塩化ビニールに、紙で裏打ちしてあります。表面にはいろんな模様のプリント加工がしてあったり織物調や木目調、石目調や和紙などさまざまな模様のものがあったりと、色・デザインが豊富なのが特徴です。
壁紙を選ぶとき、まずはどんなお部屋にしたいかイメージしましょう。手持ちの家具や雑貨の色や、お部屋でどう過ごすかなど自分のライフスタイルに合ったデザインを選ぶと良いですよ。
また、壁紙の色の選び方ですが、床材やドアの色と合わせるとまとまりが出ます。例えば、こんな感じです。
○無彩色~濃い目の茶色の床材+グレー系の壁紙=シック・モダン系のお部屋
○黄・赤茶の床材+ベージュ系の壁紙=ベーシック・ナチュラル系のお部屋
○白~茶~黒の床+白系の壁紙=ベーシック・モダン系のお部屋
自分のイメージに近い色の壁紙を選ぶようにしましょう。
壁紙を選ぶときのポイント
壁紙を選ぶときに、注意すべきポイントとワンランク上のお部屋にするポイントがあります。
①大きなサンプルで確認
壁紙のカタログに貼り付けてあるサンプルは、小さいものが多いです。カタログで壁紙を見ると、下地の白い紙や隣に貼り付けてある別の壁紙見本が影響して実際の色よりも濃く見えてしまうことがあります。
それによって、実際にお部屋全体に貼ってみると「思っていた色と違った…」「白色が明るすぎて落ち着かない…」ということにもなり得ます。
色を確認するときは、A4サイズのサンプルを取り寄せると良いですよ。また、実際に貼るのは壁なので、テーブルに寝かせて確認するのではなく、壁際に立てて少し離れて見るようにしましょう。
②床と壁と天井の色のバランスを考える
「床材が濃い目の色なので天井も合わせて濃い目にしたけど壁は白がいい」と壁紙を選ぶと、お部屋の色のバランスが悪く、場合によっては狭く感じてしまいます。
床→壁→天井の順に、明るい色を使うと天井が高く、お部屋が広く感じられます。濃い目の色を使って落ち着いた印象にしたいときは、壁紙の色よりも一段階濃い目の色を天井に使うと良いですよ。
③お部屋ごとに壁紙の機能を変える
壁紙には、汚れ防止や消臭、吸放湿などの機能を持ったものもあります。例えば、トイレには消臭機能のある壁紙を、脱衣室には吸放湿機能のある壁紙を使うなどしてお部屋ごとに変えると、快適に過ごせます。
いかがでしたか?
デザインが豊富な壁紙から、イメージにあったものを選ぶのは結構時間がかかるという方も多いです。いろんなデザインを見れば見るほど迷ってしまうので、お部屋のイメージをしっかりと持つこと、そのイメージに近い壁紙を絞って決めることが大事です。内装は、毎日目に触れる部分でもあります。「イメージしていたお部屋と違う…」と後悔しないような壁紙選びをして、快適な生活を送りましょう。
家づくりサポーター 長野