こんにちは!家づくりサポーターの長田です。
早速ですが質問です。
次のうち、家づくりをする時には行っておきたいと思う場所はどこですか?
□住宅会社の本社
□住宅展示場のモデルハウス
□完成現場の見学会
□設備メーカーのショールーム
上から3つの場所へは行く人が多いと思いますが、最後の“設備メーカーのショールーム”へ行く人は、もしかしたら少ないのではないでしょうか。
ただ、新しい家に住み始めた人が感じる失敗の中に、「設備のショールームにも行っておくべきだった…」というものがあります。
それは一体どうしてでしょうか。
今回は、住宅会社の展示場やモデルハウスだけでなく、設備メーカーのショールームにも行った方がいい理由をお教えします。
住宅会社だけでは、“使い勝手”が分からない!
住宅展示場のモデルハウスに行くと、その住宅会社が採用しているキッチンやお風呂、洗面台といった設備関係の実物を見ることができます。
住宅会社によっては、標準仕様として採用している設備を本社にディスプレイした、独自のショールームを持っているところもあるかもしれません。
ですので、その住宅会社で家づくりをするとどんなグレードの設備が付いてくるのか、そしてデザイン性や収納の量はどうかなどは、確認することが可能です。
しかし、そこに展示してある設備には水道やガスが通っていないことが多く、細かな使い勝手に関しては、住み始めてからでなければ分からないという落とし穴があるんです。
ちなみに完成現場の見学会の物件には、水道やガスの接続は完了していますが、お客様の家をお借りして見学会を開催しているため“使ってはいけない”というルールがあります。
こんな設備の失敗に注意!
設備の使い勝手が分からないまま家づくりをしてしまうと、次ような失敗をしてしまうことがあります。
☑キッチンの水圧が強く、少し蛇口をひねっただけで勢いよく大量の水が出てくるので水ハネが気になる。
☑洗面台のボウルや蛇口をオシャレなデザインを変えたら、ボウルが小さすぎたり蛇口が邪魔な位置にあったりして使いにくい
☑トイレのペーパーホルダーが少し遠い位置にあり、座ったままで届きにくい
☑キッチンをIHにするかガスにするかでなんとなく選んでしまったが、料理やお手入れのことも踏まえてもっと考えておけばよかった
☑食器洗浄機や換気扇の音が意外と大きくて気になる
☑浴室や洗面台の電気が薄暗かったり、付くまでに時間がかかってイライラする
などなど。
このような失敗を防ぐためには、家づくりを進める際には設備メーカーのショールームにも行っておくことが重要になります。
設備メーカーのショールームに行って使い勝手を体感しておきましょう!
住宅会社が採用している設備メーカーのショールームに行けば、リアルな使い勝手を体験することができます。
見学に行く時には、あらかじめ住宅営業マンを通して設備メーカーの社員さんに説明を依頼してもらうと、当日スムーズに案内してくれますよ。
もし、設備を体験してみながら「標準仕様のこの設備より、こっちの方がいいな…」という希望があれば、設備の変更ができるのかや追加費用としていくら発生するのかなどを、住宅会社の営業マンに聞いておきましょう。
毎日使う設備だからこそ、使い勝手の悪さでストレスを感じたくないですよね?
設備機器を選ぶ際には、住んでからの生活をイメージしながら、設備メーカーのショールームで実際の設備を体感しておきましょう。
家づくりサポーター 長田