こんにちは!家づくりサポーターの長田です。
将来の住まい方を考えた時に、「一戸建て」と「マンション」のどちらを購入するのかは一つの分岐点となります。
それぞれになんとなく特徴やメリット・デメリットなどのイメージを持っているかもしれませんが、たまに勘違いされがちなポイントがいくつかあります。
そこで一戸建てとマンションを比較する上で勘違いしがちな、それぞれのイメージについて紹介したいと思います。
今回はマンションについてです。
マンションについての間違ったイメージ
①一戸建てにはない共有施設が豊富で便利!
24時間使えるゴミステーションがあったり宅配ボックスがあったりと、マンションを購入することによって使えるようになる様々な共有施設は、戸建てには無いメリットですね。
マンションの共有施設について調べてみると、上記の他にもゲストルームやキッズルーム、スポーツジムがあるところもあるようで、一見するとかなり魅力的な気がします。
しかしそれらの共有施設の維持費ももちろん必要となり、マンションの住人に対して「管理費」として徴収されます。
仮に共有施設を利用する機会が全く無かったとしても、管理費は当たり前に請求されるというのは、デメリットに見えてしまいますね。
購入を検討しているマンションに豪華な共有施設がついていた時は、実際に暮らし始めた時にどれくらい利用する頻度があるのかについてもよく考えておき、ムダな管理費を支払わないで済むような物件を選べるといいですね。
②一戸建てよりも比較的安い
大きな駅や商業施設の近くなど、利便性が高くて人気のエリアは当然土地の値段が上がります。
そのような場所に暮らしたいと考える方にとっては、土地を購入して家を建てる一戸建てよりも、同じ土地に複数の世帯が暮らすマンションの方が値段を抑えられると思われるかもしれません。
実際、同じ立地条件で「土地+一戸建ての購入」と「マンションの購入」を比較した時には、マンションの方が金額が低くなっていることがあります。
しかし、それぞれの居住面積とコストパフォーマンスに注目した場合は、マンションよりも一戸建て住宅の方が広く作ることができるので、坪単価に換算すると一戸建てがお得になることもあります。
一戸建ては高いから…という理由で一戸建ての選択肢を諦めるのではなく、家族が暮らすために必要な面積はどれくらいか、そしてコストパフォーマンスに換算した時にはどちらの方が得をすることになるのかも考えてみるようにしましょう。
③一戸建てよりも日当たりがいい!
マンションは一戸建てよりも高い場所に暮らすことができるので、日当たりが良くなって洗濯物がカラッと乾いたり、室内に自然の光が入りやすくなったりすると思われがちです。
しかし実際は、購入する部屋の階層や隣接する建物の影響、そして時間帯によって日当たり状況は大きく変わります。
実際にマンションを見学しに行くときには、一度だけでなく時間を変えて何度か見学に行ってみることがオススメです。
・ベランダのどの位置まで日が当たっているか
・部屋の電気を消してみたら自然の光だけでどれくらい明るくなるか
・近くに別の大きな建物が建つ予定はあるかどうか
などを確認されるといいでしょう。
家づくりサポーター 長田圭史