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一戸建てとマンションを比較する時に勘違いしがちなイメージとは【一戸建て編】

一戸建て マンション 比較こんにちは!
家づくりサポーターの長田です。

将来の住まい方を考えた時、「一戸建て」と「マンション」のどちらを買うのかは一つの分岐点となります。

それぞれになんとなく特徴やメリット、デメリットなどのイメージを持っているかもしれませんが、一般的に勘違いされがちなポイントというものがいくつかあります。

そこで一戸建てとマンションを比較する上で勘違いしがちな、それぞれのイメージについて紹介したいと思います。

今回は一戸建てについてです。

一戸建てに対する間違ったイメージ

 ①マンションよりも資産価値が高い

資産 価値 高い資産価値で比較すると、マンションよりも一戸建ての方が高いと思われている方が多いようですが、「どうしてそう言われているのか」に関する理解度はあまりないようです。

資産価値のカギとなるのは経年劣化。年数が経つほどに劣化するものは、経過に応じて資産価値が下がります。
そのため、建物は築年数が経つにつれて劣化が進んで資産価値が下がっていき、20年も経てば価値はほとんどゼロになるとも言われているんです。

一方、土地は経年で劣化するものではないため、資産価値を維持することができます。

このような理由から、土地の全体を所有する「一戸建ての購入」と、土地の一部しか所有していることにならない「マンションの購入」を比較すると、前者の方が資産価値の点において有利になるんです。

ただ、これは言い方を替えると、「資産価値を決める一番の要因は土地である」ということになります。

マンションを購入する時に、誰もが「買いたい!」と思うような利便性や周辺環境の物件であれば資産価値は高く、逆にあまり人気の無いエリアの土地を購入し一戸建てを建てても、土地が理由で資産価値が低いということにもなってしまいます。

「一戸建ての方がマンションより資産価値が高い」…とは言い切れないということを覚えておきましょう。

②マンションと違って自分たちの好きな家が設計できる

戸建て 自由 設計一戸建て住宅の最大の魅力としては、「自分達の好きな家をつくることができる」ということ。
この「自由設計」が決定打となって、マンションではなく一戸建ての購入に乗り出す人も多いのではないでしょうか。

しかし、必ずしも自分達が考えている要望をすべて叶える家が建てられるかどうかは分かりません。
どんな家が建てられるのかは、「建築地」が大きく影響してくるんです。

建てる土地によって、建築可能な建物の制限というものが定められており、建物の広さや高さ、場合によっては外観のデザインなども制限されることがあります。

そのため「こんな家を建てたい!」というイメージがあらかじめある方は、その家を実際に建てることができる土地もセットで探しながら家づくりを進めましょう。
そして、もしも要望のすべては叶えられないとしたら、最低でもどの要望は叶えたいのかという優先順位もあらかじめ考えておくと、家づくりがスムーズに進みますよ。

③マンションと違って維持費の支払いがない

支払い 解放賃貸やマンションといった集合住宅で生活する場合は、「管理費」や「修繕積立費」といった建物の維持費を支払わなければならなくなり、戸建てを購入することによってそれらの支払いから解放される…というイメージを持たれている方がいらっしゃるかもしれませんが、これは間違いです。

一戸建てを購入したら、住宅としての性能を落とさないためにも外壁や屋根、住宅設備の修繕・補修が定期的に必要となり、一回の工事にかかる金額も高価になります。

そのため一戸建てを購入する場合では、集合住宅で払う管理費や修繕積立費のような維持費分の金額をあらかじめ貯蓄に回しておく必要がありますし、修理の際は自分で施工業者を探して連絡をするという手間も発生することになります。

①でも説明したように、建物はどうしても劣化してしまいますので、住み心地のいい暮らしを維持するためにはそれだけの費用がかかります。
住宅ローンを利用する際は、毎月の支払金額とは別で、建物の維持費としていくらずつ貯蓄するのかも計算に入れておくようにしましょう。

家づくりサポーター 長田

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長田 圭史

熊本県合志市生まれ。高校以降はキーボード担当としてバンド活動に青春を捧げたり、バスを運転して21歳で大型二種免許を取ったりするというちょっと変わった学生時代を過ごし、住宅会社に就職。
男4人兄弟の長男として育ったので、一見落ち着いているように見られがちですが、実は常にボケたくて仕方がない“小笑い製造機”
「周りを明るくするために、まずは自分から笑顔を発信しよう!」をモットーに、毎日なにかしらワクワクしながら生きているハッピー野郎です。