こんにちは、長野です。
私の実家は廊下に階段があるため、疲れて帰った日は家族の顔を見るまえに2階の自分の部屋へ直行することもありました。リビングで会話をしている家族は、私が帰ってきたことに気付かない…。今思えば何だかさみしい状況ですよね。
最近増えてきた、「リビング階段」ってご存知ですか?リビング階段とは、名前の通りリビングに階段をつくった間取りのことで、2階に上がるときは必ずリビングを通って上がることになります。そのため家族と顔を合わせることも多くなることが、採用される一番のメリットです。
今日は、そんなリビング階段のメリットとデメリットを詳しくご紹介します。
リビング階段のメリットとは?
・家族と顔を合わせる機会が増える
先ほども少しお話ししましたが、2階へ上がるときは必然的にリビングを通ることになります。そのため家族と顔を合わせる機会が増え、お子さんの様子の変化に気付くことができたり、家に誰がいるのかを把握できたりします。
・吹き抜けとの相性がいい
リビング階段をつくる場合、一緒に検討されるのが吹き抜けです。リビング階段と吹き抜けの相性はとても良く、1階から2階への広がりを持たせることができるので開放感も得られます。
・部屋が広く見える
階段をLDKに取り込む分、実際のLDKよりも広く見えます。また、一般的な階段スペースは暗くなりがちですが、リビング階段はリビング内にあるので階段自体も明るくなって空間が一気に広がった感覚になりますよ。
リビング階段のデメリットとは?
・家族と嫌でも顔を合わせないといけない
リビング階段のメリットとして、家族と顔を合わせる機会が増えるとお話ししましたが、反対にどんな状況でも家族と顔を合わせないといけないというのがデメリットにもなります。
例えば、家族とケンカしたときなど会いたくないときってありますよね?リビング階段だとそういう場合でもリビングを通らないといけません。
・音やにおいが2階へ伝わりやすい
吹き抜けと同じように空間が縦に開けているため、料理のニオイや食器を洗う音などは2階に伝わりやすくなってしまいます。これは、空間のつながりの問題なので完全に防ぐことはできないので念頭に置いておきましょう。
・部屋が暖まりにくい
暖かい空気は上へのぼってしまう性質があります。そのため、暖房で1階の部屋を暖めようとしても暖まるのに時間がかかってしまいます。しかし、最近の家だと断熱性や気密性に優れているものが多いので、熱が流れてしまうのも抑えることができます。
リビング階段を検討するときは、家の断熱性や気密性も確認しておきましょう。
いかがでしたか?
リビング階段には、部屋を広く見せることができたり家族と顔を合わせる機会が増えたりとメリットがある反面、部屋が暖まりにくかったり家族とどうしても顔を合わせないといけないというデメリットもあります。
どちらも理解した上で、リビング階段を採用するかどうか考えてみてはいかがでしょうか。
家づくりサポーター 長野