こんにちは!家づくりサポーターの長田です。
みなさんは家づくりをする時にどんな間取りの家を作ろうと考えていますか?
広いリビングがあって、主寝室と子供部屋、また場合によっては家事室や書斎を作りたいという方もいるかもしれません。
そんな中で今回考えてみたいのは「客間」のある間取りについて。
一部屋だけタタミを敷いて、お客様をおもてなしするための和風な部屋に…という憧れを持っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、このブログでは客間のある間取りのメリットとデメリットについていくつか比較してみようと思います。
客間のある間取りのメリットとは?
☑来客に対する心の負担が軽くなる
お客さんが訪ねてくる時に、もし客間が無かったらリビングやダイニングに通すことになるでしょう。
そのため、いつもより綺麗に片づけたり念入りに掃除機をかけたり…
子供が散らかしたらいつも以上に怒ってしまったり…
お客さんを対応するためにいろいろな時間や体力を使うことになります。
しかし、あらかじめ客間として応接できる部屋を確保しておくことによって、急いで部屋を片付けたりしなくてすむため、心の余裕が生まれます。
「本当は家に友達を呼びたいけど、そのたびに部屋を片付けるのは大変…」と感じる人は、客間があると気軽に家に招くことができるようになりますね。
☑客間以外にも様々な使い方ができる
例えばご両親が家に泊まりに来たときに、客間があれば寝室として使ってもらうこともできます。
リビングのフローリングに布団を敷いて寝る…ということに抵抗がある人もいますので、そんな方は畳を敷いた客間を作っておくと便利に使えます。
また、家族の誰かがインフルエンザなどの病気になったとき、家の中で感染するのを防ぐために隔離する部屋として使うことができて役に立ったという意見もあります。
そのほか、将来的な子供部屋や親世帯と一緒に暮らすことになった時の部屋などの使い方もできます。
☑来客時に、プライバシー性を確保できる
お客さんが来た時に客間がないと、リビングなどに招き入れることになります。
その際、洗濯物が目に入ったり、キッチンの中の様子が見えたりしたらどうでしょう。
家族以外にはあまり見られたくないと感じる、プライバシー的な部分ってありますよね?
そんなときには、玄関からリビングを通らずに行ける場所に客間を作っておくことで、プライバシーを確保しながらお客さんをお招きすることがきます。
客間のある間取りのデメリットとは?
☑費用がかかる
部屋を一つ多く作ることになるので、客間無しの場合と比べると建物の施工費用が上がってしまいます。
また、畳を敷いたり寝室として使うときの布団を用意したりするのにもお金がかかります。
そして、家が少し大きくなるので、広い土地も必要になります。
そうすると必然的に土地代も高くなってしまう可能性がありますので、場合によっては土地のエリアを変更したり土地と建物にかける費用のバランスが崩れたりすることもあります。
☑他の間取りを圧迫させる可能性がある
「土地や間取りプランは決まってきたけど…やっぱり客間も欲しい!」
そんな状況で無理に客間を間取りに追加しようとすると、他のリビング・収納、廊下などのスペースを圧迫して、結果的に暮らしにくい間取りになってしまうことがあります。
客間のある間取りを作る時には、生活動線や暮らしやすさなど様々な目線で考えてみましょう。
☑意外と使わないという話も…
「お客さんが来た時のために…」「両親が泊りに来るかもしれないし…」
そう思って間取りの中に客間を組み込んでみたものの、意外と使わないという人も多いようです。
両親が来るのではなく両親の家に行く方が多かったり、ママ友と会うのも外出先だったりと、まともに使うのは家庭訪問のときくらい…ということにもなる可能性があります。
客間のある家を建てたいと考えている方は、まずは現在の自分の生活を振り返ってみて、本当に家に人を招き入れることが多いかを考えてみましょう。
いかがでしょうか。
このように、客間があることによって得られるメリットとデメリットがあります。
最近では、リビングに和室を併設させて客間として使うという間取りも増えてきているようです。
こうすれば普段は戸を開けてリビングに広がりをもたせることもでき、来客時には閉めきって一つの部屋として使うことができるようになります。
ただ本当に客間が自分達に必要なのか、土地や予算に問題はないか、暮らしやすい間取りになっているかなどを考えながら、家づくりを考えてみてください。
家づくりサポーター 長田