こんにちは。丸本です。
先週の2月25日、福岡支店にて「子育て世代が知っておくべきお金の勉強会」を開催しました。そこでいくつか質問も出たので、シェアしたいと思います。
■勉強会でお伝えしたのは主にこんなこと↓↓
・一般的なお金の考え方と、賢いお金の考え方の違いとは?
・収入と支出、まずはどっちを見直すべき?
・知らないと損する「お金の役割」って?
・誰もが将来必ず直面する問題とは?
・人生の三大支出を上手にコントロールする方法
・子育て世代なら誰でも持っている、本当の資産と、その活用方法とは?
・住宅ローン返済で失敗しない方法
・住宅ローンで367万円得する方法
・住宅ローン返済で失敗しないために、必ずやるべきことは?
■質問とその回答をシェアします!
勉強会が終わった後にいくつか個別質問を受けたので、その質問と回答をお伝えしますね。
質問①住宅ローンの繰上返済って早ければ早いほどいいんじゃないの?
セミナーで繰上返済の話をしたんですが、「住宅ローンの繰上返済って早ければ早いほどいいんじゃないの?」という質問がありました。なかなか鋭い質問ですね。
で、その回答ですが、もちろん繰上返済が早ければ早いほど返済額は減ります。
しかし、住宅ローン返済開始から10年間は住宅ローン控除があるので、その枠を最大限利用するためには、繰上返済は11年目以降にしたほうがいいでしょう。
ちなみに、
①返済開始から10年以内に繰上返済
②返済開始から11年目以降に繰上返済
上記①、②のどちらが得かどうかは、繰上返済の額やその時の金利、住宅ローンの借入額、控除枠によるので、そのときに計算してみないと分かりません。
ただし、住宅ローンの返済開始から1~2年目に繰上返済をするのはもったいないです。なぜかというと、そのお金はきっと住宅ローンの借入時にすでに持っているはずだからです。
だったら、借入時にそのお金を頭金として使って、住宅ローンの借入額を抑えたほうが得です。
ちなみに頭金の目安は、生活費6か月分くらいを貯蓄として残すとしたら、いくら出せるかで考えてみるといいと思います。
繰上返済についてもっと詳しく知りたい場合はコチラ↓↓をご覧ください。
住宅ローンの繰上返済っていつすべき?ベストなタイミングは子どもの年齢で判断する!
質問②家を建てるなら、建物と土地は一緒に買ったほうがいい?
理想を言えば、土地を買った(契約して、自分が所有者になる)翌日から家を建て始めるのがベストです。
なぜかというと、土地を買ってしばらく放置しておくと、その間もずーっと利息を払わなければいけないからです。
土地を買うためには住宅ローンは使えないため、まず「つなぎ融資」という融資を利用することになります。このつなぎ融資ですが、金利が2~3%と、住宅ローンに比べて高く設定されています。
例えば、1500万円の土地を金利3%で1年間つなぎ融資を利用した場合、利息だけで45万円も掛かってしまいます。
もしこれが1年間ではなく4ヶ月間だったら、利息は3分の1の15万円になります。
土地の契約をして、すぐに住宅の着工に取り掛かってもらえば、通常の大きさの家であれば4ヶ月程度で完成・引渡しができると思います。
しかし、例えば土地の契約をした後に住宅会社とゆーっくり打合せをして、完成・引渡しが1年後になると、1年分の利息が掛かってしまいます。
こういった理由から、できるだけ土地を買ってすぐに家を建て始めるスケジュールを組んでおくことをおすすめします。
「つなぎ融資」についてもっと詳しく知りたい方はコチラから↓↓
注文住宅でつなぎ融資を利用するときの注意点。「土地取得」から「住宅着工」までの時間をできるだけ短くする!
質問③住宅ローン減税は年収が高くても使える?
住宅ローン減税は、給与所得が3000万円以上だと対象になりません。とはいえ、そんな人はほとんどいないと思うのであまり気にする必要ないと思います。
また、年収3000万円=給与所得3000万円ではないので、もし年収が3000万円あっても給与所得が3000万円未満であれば住宅ローン減税は利用することができます。
ご参加ありがとうございました!
頂いた質問は大体これぐらいだったと思います。ご参加頂いた方はありがとうございました!
次回いつ開催できるかは未定ですが、近いうちにまたやりたいと思います。