こんにちは!家づくりサポーターの長田です。
「窓をたくさんつけてカッコイイ家を建てたい!」と考えている方はいらっしゃいませんか?
家の開口部となる窓。最近ではいろんなサイズの窓が作られるようになっています。
デザイナーハウスなどでは大小様々な窓を付けた独特な家づくりをしているところもありますよね。
しかし、窓をたくさんつけることにはメリットもあればデメリットもあるんです。
今回は、そんな2つの側面を見てみましょう。
窓が多いことでのメリット
☑家の中が明るくなる
窓を多く付けたり天井に天窓などを付けたりすると、日光を多く取り入れることができます。
効果的に日光を取り入れる場所に窓を設置することで、昼間は電気を付けなくても自然の光で家の中が明るくなります。
☑開放感が得られる
大きな窓を設置することで、外の風景を楽しんだり、部屋自体をより広く感じることができます。
庭で遊んでいる子供の様子をキッチンにいながら分かったりするなど、子供の安全管理という面でもいいかもしれませんね。
☑外観のデザイン性が上がる
窓をたくさん付けることによって、普通の家とは少し違ったデザインの家を建てることができます。
「オリジナリティのある家が建てたい!」という方にはアクセントとして使うのもいいでしょう。
窓が多いことでのデメリット
☑外気の影響を受けやすくなる
家の中の熱の約70%は、窓から出入りしています。ですので、夏場も冬場もエアコンの効きが悪くなってしまいがちです。
また冬場は窓に結露が生じやすくなり、放っておくとカビの原因などにもなるため注意が必要です。
☑プライバシー、防犯問題
窓が多い事で、外から中の様子が見えやすくなってしまいます。特に夜に家の中で電気を付けると外から見えやすくなります。
場合によってはせっかく窓を付けたけど道路や隣の家から丸見えになってしまうので、いつもカーテンを閉めてたままの窓になってしまうこともありますので、どの位置に窓を設置するかは周辺環境を確認しながら考えましょう。
また、空き巣の侵入経路としては窓が最も多くなっていますので、窓を多く付けるときにはプライバシーや防犯には特に気を付けておく必要があります。
☑掃除やメンテナンスが手間
大きな窓を掃除しようとしても、ぞうきんでふくには手が届かなかったり時間がかかったりします。
そして窓枠と外壁を固定している「コ―キング」という接着部材は、経年劣化するので定期的にメンテナンスする必要があります。
その時に窓の数だけメンテナンス費用が上がってしまうことにもなってしまいます。
いかがでしたか?
窓の多い家を建てたい方は、家の断熱性や窓の性能、防犯性などについて住宅会社によく確認しておくことがオススメです。
外観や開放感だけで間取りづくりをしてしまうと、家の中の温度が外気に左右されたり、外が見えすぎて落ち着かない家となってしまいます。
家づくりをするときには、採光や通風、デザインのことを住宅会社と相談しながら検討していきましょう。
家づくりサポーター 長田圭史