一生に一度の大きな買い物。そんな家づくりを依頼する住宅会社を選ぶ時、皆さんならまずどこに行きますか?
たぶん、ほぼ100%の方が展示場や見学会に行くのではないかと思います。
住宅会社がどんな家づくりをしているのか、どれくらいの金額で家が建てられるのか、どんな営業マンがいるのかなど、展示場や見学会に行かなければ分からないことはたくさんあります。
では、展示場や見学会に行って「この会社良さそう」と思ったら、もう契約してしまっていいのでしょうか。
答えはNOです。
住宅会社を選ぶ時には、展示場や見学会以外に行かなければならない場所があります。
それってどこだと思いますか?
住宅会社の本社に行ってみましょう!
住宅会社との関係は、家を購入したらおしまい…ではありません。
購入した後にその家に安心して住むための点検やアフター対応など、様々なサポートをしてもらうこととなるため、住宅会社との繋がりは長く続きます。
ですので、もしも家を建てた後にその住宅会社が倒産するようなことになれば、万が一アフター対応をしてもらいたいと思っても依頼する事ができなくなってしまいます。
そうならないためにも、住宅会社がどれくらいの規模の会社で、企業としての体力がありそうかを見ておくことも重要なんです。
本社を見に行くことによって、そこで働くスタッフも見ることができます。教育がいきとどいているかも住宅会社を比較する上でポイントとなるのではないでしょうか?
消費税増税時には、多くの住宅会社が倒産しました…
2014年の4月に、消費税は5%から8%に増税となりました。
この時、全国の住宅会社ではお客さんの取り合いが起こり、企業体力の無い小さな住宅会社や工務店は次々と倒産しました。
次は2019年の10月に8%から10%に上がる予定ですので、前回と同じ事が起きる予測がされています。
だからこそ、増税後も住宅業界に存続できる会社かどうかを見ておくことは、将来の自分達の生活を危機から救うことにも繋がるんです。
ショールームとして見学できる会社もあります!
住宅会社によっては、本社がショールームとして作ってあり、その会社で採用している水廻り設備や屋根・壁・ドア・玄関タイルなどのバリエーションを見学できるところもあります。
建てる時にどんな仕様の中から選べるのかを知ることができますので、住宅会社を比較する上でもかなり参考になると思います。
また、営業マンにショールームを案内してもらうことによって、より詳しく家づくりのイメージを膨らませることができます。
初回から本社のショールームに行くのはハードルが高いかもしれませんので、まずは展示場や見学会に行ってみて、気になったら必ず1度は行っておきましょう。
最後に
もし本社に行ってみようと思ったら、あらかじめ担当営業マンに連絡しておきましょう。
ショールームを案内できる営業マンは、日中は展示場に待機していたりやお客さんとの打ち合わせのために外出していたりすることが多いので、急にショールームに行っても案内できる人がいない…となる可能性があります。
せっかく行くのであれば、営業マンに細かく案内してもらえるように事前に営業マンと予定を合わせておくことがオススメです。
家づくりサポーター 長田圭史