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家を建てる時に住宅ローンを安く借りるための方法とは?金利が0.1%下がるだけで68万円も違う!?

家を建てる時に住宅ローンを安く借りるための方法とは?金利が0.1%下がるだけで68万円も違う!?

こんにちは!丸本です。

家を建てる(買う)とき、費用はなるべく抑えたいもの。しかし、家づくりの費用を抑えるというと、どうしても建物本体や土地代を削減しようと考えてしまいがちです。

もちろんそれも方法の一つ。しかし、購入費用を下げるためにまずやるべきことは、住宅ローンの借入金利を下げることなんです。

建物本体や土地代を削減する場合、キッチンやお風呂のグレードを下げたりと、本当は欲しかったものを諦めたりしなければなりません。

しかし、住宅ローンの借入金利を下げて総支払額を下げられれば、欲しいものを我慢せずに購入費用を下げることができるかもしれないんです。

たった0.1%違うだけで総支払額が68万円も安くなる!?

資金計画って正直めんどう…それでもやるべきメリットは?

まずは、借入金利が0.1%違うだけで総支払額にどれだけ差が出るかを見ていきましょう。

3500万円、35年返済、元利均等、全期間固定で借りた場合で比較すると、金利1%と金利1.1%では総支払額に68万円も差が出ます。

金利別の総支払額比較

私たちの生活で一番身近な「○%」といえば消費税。だからどうしても「1%単位」で考えてしまいがちじゃないでしょうか。普段なら「たった0.1%くらい…」と思われるかもしれませんが、住宅ローンではそのたった0.1%の差で約70万円も支払額が増減します。

つまり、住宅ローンを借り入れる時に0.1%下げてもらえるだけで年間のパート・アルバイト代に匹敵するお金が得られるということです。

そう考えたら、住宅ローンを借りる時にしっかり交渉すべきだと思いませんか?

住宅ローン金利は交渉次第で安くなる!?

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金利を0.1%下げることの重要さをご理解頂けたでしょうか?では、ここからは住宅ローンの借入金利を安くする方法をお伝えします。

まず大前提として、現在は歴史的低金利と言われています。だから、安い金利で借りるためには、この低金利時代のうちに住宅ローンを借りておく(=家を建てる、買う)ことが不可欠です。

ちなみに住宅ローンの金利は2017年3月時点で1.12%(フラット35、借入期間21年~35年)。約4年前の2013年6月は2.03%だったことから考えると、今がいかに低金利かがお分かり頂けると思います。

とはいってもこれはあくまで経済環境の話。自分でコントロールできることではありません。ここからお話しするのは、(おそらく)時代や経済環境に関係なく使えるテクニックです。

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そのテクニックとは、「値切る」です。住宅ローンというと公的な感じ(?)がして値切れなく感じるかもしれませんが、実際には交渉次第で金利を安くしてくれます

値切るときの方法は電化製品を買うときと同じで、「あっちの店では3万円だったけど、もう少し安くしてくれたらここで買うけどなぁ」と伝えることです。いわゆる相見積もりですね。

それを住宅ローンの申込のときにも行ってください。もちろん交渉というのはどちらか一方だけが得をするのでは上手くまとまりません。「ここまで安くしてくれたら今決める!」といったように、相手も得するように交渉しましょう

逆に銀行側からも、「給与口座にしてくれたら…」、「公共料金の引落とし口座にしてくれたら・・・」、「提携のクレジットカード作ってくれたら…」等、複数の条件を満たすことで金利を引き下げられると提案されることもあります。

つまり、相手(金融機関)に言われるがまま決めては損する可能性が高いということです。少しでも金利が下がるよう、しっかり交渉しましょう(もちろんあまりに一方的な要求はダメですよ)。

住宅ローン金利を値切るときに一番カンタンな方法

【住宅ローン】私はいくらまで借りられる?借入額をカンタンに計算する方法

と、ここまでで金利を下げる重要性とその方法はご理解頂いたと思います。でも、実は一つ問題が…。それは、「実際にやってみるとかなり面倒…」という問題です。

実際に交渉しようと思ったら、以下の手順が必要になります。

①交渉する前に複数の金融機関の借入条件を比較、検討する(これがまた慣れてない人にとってはものすごく分かりづらい…多分毎日のように色んな銀行のHPを見比べることになります)。

②実際に金融機関に交渉して、より有利な条件を出してもらう(休みの度に何件も回らなければなりません。)

③交渉後の条件が揃ったら、また金融機関ごとに比較、検討する

④他の金融機関の条件を引き合いに出して、再度金融機関と交渉する

と、労を惜しまずにやればかなり得しますが、1~2日で終わる話ではありません実際には1~2ヶ月掛かることも。それまでモチベーションを保てればいいですが、けっこう大変だと思います。

最悪なのは、情報の渦に巻き込まれて、何がなんだか分からなくなってしまうこと。せっかく家を建てようと動き出したのに、ストップしてしまっては時間もお金も損してしまいます(ストップしている間にも家賃は掛かりますし、定年退職までのカウントダウンは進んでいます)。

では、こうならないためにどうするのが正解かというと、住宅会社の担当に住宅ローン選び、交渉を任せてしまうことです。

まず、住宅会社側も少しでもあなたに有利な条件でローンを借りてもらったほうが売上金額も上がるので、利害が一致しています。だから積極的に動いてくれるんです。(ネット銀行は別ですが…。その理由はまた後日。)

おそらく、住宅ローンについて一番ノウハウを持っているのは住宅会社の人間です。そのため審査に通りやすい金融機関や、有利な条件で借りられる住宅ローン商品などの情報を一番持っています。

それこそ、同じ銀行でも「この条件なら○○支店のほうが安くなる」といったネットで調べてもそうそう出てこない情報を持っている場合も。

もちろんすべて任せて一切目も通さないというのは危険です。相場観を知るためにも軽く金融機関のHPに目を通すぐらいはしておいたほうがいいと思います。

いかがでしたか?

住宅ローンを借りるときの交渉次第で50~70万も得します。だから面倒がらずやったほうがいいと思います。パートやアルバイトで50~70万を稼ごうと思ったら半年~1年は掛かるはず。

その労力に比べたらあまり大したことないと思いませんか?住宅ローンは「無理なく返せる額」に抑える大切ですが、できるだけ希望通りの家を建てたいですよね?総費用を抑えたいのであれば、まずは住宅ローン金利を安くできるように動いてみてください。

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丸本 文平

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級
2012年に人材業界から住宅会社に転職。住宅会社では主に販促企画や「知って得するお金の勉強会セミナー」の講師等を担当。家族は妻とちーちゃん(娘/1歳3ヶ月※2016年現在)の3人家族。家では主に食器洗いと娘の歯磨きを担当。仕事にかまけず日々の子育てもしっかりやってるおかげで、ママとの「ちーちゃんこっちおいで」の勝率は7割を超える(もちろんそれ以外はママには勝てない)。