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「家は早めに建てておくべき」と言われる理由と、そのメリットとは?住宅ローンと年金の深い関係

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こんにちは。丸本です。

もし、今あなたが「家を建てるのは2~3年後でいい」と思ってるのであれば、このブログを読んでみてから、もう一度家を建てるタイミングについて考えてみてください。

ご存知でしたか?おそらくあなたは60歳から5年間、年金がもらえません。

老後の生活に対する不安

正確にいうと、男性の場合は昭和36年4月2日以降に生まれた方、女性の場合は昭和41年4月2日以降生まれの方は、65歳まで年金をもらうことができないんです。ということは、60歳で定年退職した場合、65歳までの5年間は無収入になる可能性も。

最近は定年の延長で65歳まで働ける会社も増えていますが、それまでと同じ収入を確保するのは困難。おそらく、60歳以降の収入はそれまでの半分から3分の1くらいになる方がほとんどです。(※もちろん職種や経験によって異なります。)

もしかすると「今老後の話されてもピンと来ない…」という感じかもしれません。しかし、20~30代の内から対策しておくから、無理のない計画を立てられるんです。例えば、「①1ヵ月後に100万円払う」のと、「②10年後に100万円払う」のであれば、圧倒的に②のほうが簡単ですよね。10年掛けて100万円貯めとけばいいんですから。

今のうちから老後の生活費に対して備えておくことは、これと同じことなんです。

60歳から65歳まで無年金。このときに住宅ローンや家賃の支払いがあると…

住宅ローンがある場合とない場合の月々の生活費

例えば60歳で定年退職したとすると、60歳から65歳までは無収入に。それでも退職金や貯蓄を切り崩していけば生活費は賄えると思います。

また、老後に最低限必要な生活送るためには夫婦二人で月22万円程度は必要と言われています。しかし、このときに毎月10~12万の住宅ローンの支払いがあると、余裕を持った生活を送るのは厳しいかもしれません。

そのため、住宅ローンは60歳までに払い終えられるような計画を組むことをオススメします。

それに加えて、高齢になると賃貸住宅を借りづらくなる場合もありますので、早めに持ち家を取得しておいたほうが安全です。

早めに家を建てておけば、普段の生活費にも余裕が出てくる 

住宅ローン 30年返済と20年返済の比較

60歳までに住宅ローンを払い終えようと思うと、家を建てる時期が早いほうがオススメです。

例えば3000万円を30年で返す場合は月々約9.6万円。これを20年で返すとなると、13.7万円に。なんと月々の支払額が4万円以上も上がってしまいます。(※金利1%、全期間固定で計算しています。)

家計の見直しを行えば月々1~2万円くらいは捻出できると思いますが、4万円ともなると、生活費自体を切り詰める必要が出てくるかもしれません。

こうならないためには、早めの家づくりをすることが大切。早めに家を建てておくことで、住宅ローンを支払っている間の生活費にも余裕を持たせることができます。

いかがでしたか?

お金に限ったことはないですが、「問題が起きてから対処する」よりも、「問題が起きる前に対処する」ほうが圧倒的に簡単です。しかも「老後の生活費にどう備えるか」ということは、いつか必ず対処しなければいけない問題。分かりやすい対策としては、早めに持ち家を取得することです。

老後になって「もっと早めに対策しておくべきだった…」とならないよう今のうちから家づくりを始められてはいかがですか?

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丸本 文平

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級
2012年に人材業界から住宅会社に転職。住宅会社では主に販促企画や「知って得するお金の勉強会セミナー」の講師等を担当。家族は妻とちーちゃん(娘/1歳3ヶ月※2016年現在)の3人家族。家では主に食器洗いと娘の歯磨きを担当。仕事にかまけず日々の子育てもしっかりやってるおかげで、ママとの「ちーちゃんこっちおいで」の勝率は7割を超える(もちろんそれ以外はママには勝てない)。