こんにちは!松浦です。
住宅を購入される多くの方が利用している住宅ローン。
金融機関ごとに金利や商品が異なり、それらを各ご家庭のライフスタイルに合わせて最適なものを選択していく必要があります。
その中でも今回は、共働きのご家庭にオススメの住宅ローンの組み方に注目して4つご紹介していきたいと思います。
【1】ご主人(または奥様)1人がローンを組む場合
ご主人(または奥様)のどちらか一方の収入のみでローンの借入ができる場合は、どちらか一方が債務者となってローンを組みます。
その時、債務者とならない奥様(またはご主人)は保証人になる必要はありません。
団体信用生命保険への加入や、住宅ローン控除の受けられるのは債務者のみとなります。
↓団体信用生命保険とは?↓
https://iesta.info/blog/firstbuilding/13050/
【2】ペアローンを組む場合
ご主人と奥様が同じ金融機関でそれぞれ住宅ローンを組むやり方です。
それぞれの収入に応じた借り入れを設定し住宅ローン審査を受けます。
奥様はご主人の債務の連帯保証人に、ご主人は奥様の債務の連帯保証人にならなければなりません。
それぞれ団体信用生命保険への加入や住宅ローン控除を受けることができます。
また、2つの住宅ローンを組むので、事務手数料などが単純に2倍かかってしまいます。
しかし、それぞれの住宅ローンの組み方を変えることができるので、金利タイプや返済期間などを工夫して設定することができます。
【3】収入合算(連帯保証)をする場合
【1】の場合は債務者は一人で、債務者の収入のみでローンを組む方法でした。
収入合算(連帯保証)の場合、債務者はご主人(または奥様)1人ですが、奥様(またはご主人)が連帯保証人となれば、夫婦の収入を合算して借入可能額を設定することができます。
金融機関によっては、連帯保証人となる方の収入を全て合算できない商品があります。
また、雇用形態や勤続年数、収入額によっては連帯保証人になれず、収入合算(連帯保証)の住宅ローンの組み方が利用できない場合もありますので事前に確認しておきましょう。
団体信用生命保険への加入や、住宅ローン控除の受けられるのは債務者のみとなります。
【4】収入合算(連帯債務)をする場合
ご主人(または奥様)が主たる債務者、もう片方が連帯債務者となり、1つの住宅ローンを組む方法です。
【3】の場合、債務者が返済できなくなった時に連帯保証人に返済義務が負わされるのに対し、連帯債務の場合、最初から夫婦共返済義務を負います。
連帯保証人より連帯債務者の方が責任が重くなります。
その代わり、【3】の連帯保証人の収入他に制限があるものが、【4】ではその制限が少なくなり、借入可能額の幅も広がります。
住宅ローン控除はそれぞれ受けることができますが、団体信用生命保険への加入は、債務者のみの場合と夫婦双方が加入できる場合と、金融機関ごとに異なりますので、事前に確認しておきましょう。
まとめ
今回は、共働きのご家庭にオススメの住宅ローンの組み方4つご紹介してきました。
【1】ご主人(または奥様)1人がローンを組む場合
【2】ペアローンを組む場合
【3】収入合算(連帯保証)をする場合
【4】収入合算(連帯債務)をする場合
それぞれにメリット・デメリットがありますので、あなたのご家庭のライフスタイルなどに合わせ、適切な住宅ローン商品や組み方を選択していただければと思います。
家づくりサポーター 松浦征久