こんにちは!
家づくりサポーターの長田です。
建築中のお客様の家を、引き渡し前にお借りして開催している完成現場見学会。
総合住宅展示場の見学とは違って、一戸建て住宅のリアルなサイズ感や生活イメージが掴みやすく、住宅会社の施工力も知ることができるので、来場された方からは「見学して良かった!」という感想をいただきます。
ただ、それと同時に「もし契約したら、私達もこの見学会のために家を貸さなきゃいけなくなるんですか…?」という質問もいただくことがあります。
そこで今回は、完成現場見学会の会場がどのようにして決められているのかと、見学会に協力することで得られるメリットについて紹介します。
完成現場見学会って絶対やらなきゃいけないの?
正直いうと私もなのですが、自分達が住み始める前に多くの人が家の中に出入りするって、あまり気が進みませんよね?
そのため、基本的には住宅会社から「完成現場見学会をさせてください」と言われても、お客様がNOという意思表示をすれば、見学会が開催されることはありませんのでご安心ください。
見学会への協力をお願いされるタイミングとしては、「契約時」という早い段階でのパターンと、「家の完成の目処が立ってから」というパターンの2種類があります。
また見学会の開催期間としても、土日の2日間だけ行う場合や、長ければ1週間から数カ月借りることもあります。
それらはすべてお施主様の希望を第一に決められますので、もし住宅会社から見学会のお声掛けがあった時には、家族で相談してみると良いでしょう。
ただ、見学会が終わって引き渡しとなる前は、建物を再チェックして手直し工事があったり、キレイな状態にクリーニングされたりするので、一番の悩みどころとしてはシンプルに“気持ちの問題”ということになりそうです。
それでは次に、完成現場見学会に協力することで得られる、お施主様側のメリットについて2つ紹介します。
完成現場見学会に協力したら得られる2つのメリット
①:特典が付くことがある
完成現場見学会として家を貸して下さるお客様へは、特典が用意されていることがあります。
設備仕様がグレードアップしたり、エアコンが付いたり、商品券がもらえたりと、内容は住宅会社によって様々ですので、是非一度確認してみてください。
しかし、もし一度OKした上で、引渡し間近になって「やっぱり見学会はしてほしくないな…」と思っても、イベントの広告がすでに完成していたり、特典が外せない状態になっていたときには、キャンセルすることができなくなりますので注意は必要です。
②:工事がより丁寧に行われる
工事が始まる前から「見学会をしてもいいですよ」と伝えておくことによって、現場での工事の質が確保できるというメリットもあります。
住宅会社側としても、完成現場見学会を行うのであれば、完成度の高い家をモデルハウスとして一般のお客さんに見てもらいたいという考えがあります。
ですので、見学会を開催すると分かっている物件は工事が丁寧になったり、工期をずらさないように優先順位を上げてくれたり、検査の際に通常よりさらに入念なチェックをしてくれたり…ということが期待できるんです。
完成現場見学会に協力してもいいと考えている方は、早めに住宅会社に伝えてみてはいかがでしょうか。
いかがですか?
もしあなたが完成現場見学会に行ったときに、「来てよかったな~」「いろんな収穫があったな~」と感じたような経験があれば、見学会の開催に協力することで、今度はその気付きや収穫をこれから家づくりを始めようと考えている方々に与えることに繋がります。
担当の営業マンから完成現場見学会の話が挙がったら、まずは開催における条件や特典などを確認して、家族間で検討されてはいかがでしょうか。
家づくりサポーター 長田圭史