こんにちは、長野です。
内装で多くの面積を占める「壁」。壁材を変えるだけで、お部屋の印象が大きく変わります。せっかく新築を建てるのであれば、壁にもこだわりたいですよね。
「壁材」とひとくくりに言っても、種類はさまざま。一般的に使われるビニール製のクロスだけでなく、他にもいろんな壁があります。
今日は、壁紙の種類とそれぞれの特徴をご紹介します。壁選びの参考になれば幸いです。
壁の仕上げ材ってどんな種類があるの?
①クロス
壁紙のなかでもよく使われるのが「クロス」です。コストパフォーマンスの高さや手入れのしやすさ、デザインの豊富さが人気の理由です。後ほど紹介する塗り壁などに比べると、施工しやすくて工期短縮に効果的です。
クロスにも、ポリ塩化ビニールを原料とした「ビニールクロス」や、レーヨンや絹などでつくられる「織物クロス」、「紙クロス」などいろんな種類があります。
デメリットは、クロスを貼り付けるとどうしても継ぎ目ができてしまうので場合によっては安っぽさが出たり、強い力でこすると剥がれてしまったりする点です。
②塗り壁
日本では昔からなじみのあるのが「塗り壁」です。防火性や調湿性が高いことが一番の特徴です。
消石灰が原料の「漆喰」、土を原料とした「じゅらく壁」、「珪藻土壁」などの種類があり、デザイン性にも優れているのでそれぞれの壁で雰囲気が一気に変わります。
ただし、左官職人さんの腕で仕上がりも左右されるので、良い職人さん探しが重要です。また、技術が必要なため施工費が多く掛かったり工期もかかったりします。
③タイル
よくキッチンやトイレに使われる「タイル」。水廻りだけでなく、リビングや寝室などに使うのもおすすめです。耐久性に優れていて手入れもしやすいので人気も高いです。
原料や焼く温度で質感も変わります。「陶器質」や「磁器質」などデザインも豊富です。いろんな質感のものや色を組み合わせて自分オリジナルの壁にすることができますよ。
ただし、施工費や材料費が多く掛かってしまうことがデメリットと言えます。また、水廻りに使う場合は下地部分にカビが生えやすいので、換気や水気をふき取るなどして対策が必要です。
まとめ
今回、大きく3種類の壁仕上げ材をご紹介しました。生活していて良く目にする部分なのでデザインにもこだわりたいところですが、どのくらいのコストや工期がかかるのかを理解した上でどれにするのか選ぶようにしましょう。
部屋ごとに仕上げ材を分けて雰囲気を変えるのも良いですが、その場合工期や人件費がたくさん掛かってしまうことに注意しましょう。
掃除がしやすいように水廻りの一部にタイル壁を使う、居室はコストを抑えてクロスにするなど、工夫しながら快適な住まいづくりをしましょう。
家づくりサポーター 長野