こんにちは、長野です。
2階建てを考えたとき、必ず必要なのが「階段」。
階段とひとくくりにいっても、その種類はさまざまです。どんな種類があるか、ご存知ですか?
今日は、タイプ別に分けてぴったりの階段をご紹介します。
省スペースで低コストな「直階段」
直階段は、その名の通りまっすぐな階段です。一般的な住宅では最も多く採用されています。
メリットは、シンプルな形状なので費用も安く済む点です。
また、上り下りをするときのテンポが一定なので、足を踏み外しにくくなっています。
階段の形が直線なので、家具を2階へ運ぶときも他の階段と比べると搬入しやすいですね。
ただし、少ないスペースで高さを出すので、場合によっては急勾配になってしまう可能性もあるので注意しましょう。
コンパクトに収められる「かね折れ階段」
かね折れ階段は、途中で折れ曲がったL字型の階段です。
先ほどご紹介した直階段は、長さが必要なので部屋に収まりきらない場合もありますが、
かね折れ階段であれば収められます。
折り返す分、直階段と比べると面積が必要になります。また、コストも直階段よりかかってしまいます。
安全性の高い「折り返し階段」
折り返し階段は、階段の途中に踊り場があってU字型になっています。
万が一転倒してしまっても、U字になっていることで下まで落下しないので安全性が高い階段と言えます。
折り返し階段は踊り場のスペースをとるので、広い面積が必要になります。
上り下りしやすい階段って?
建築基準法で、住宅の階段の蹴上(階段1段の高さ)は
高さ23cm以下、踏面(足を乗せる部分)は奥行15cm以上と定められています。
しかし、あくまで法律で定められている数値であって、
この数値の階段はとても急な階段になってしまいます。
一般的に上りやすい階段は、蹴上×2+踏面=60cmと言われています。
例えば、蹴上が17cm~18cmで踏面が25cmが最も上り下りしやすいです。
もし今住んでいる家に階段があるのであれば、一度計ってみて参考にしてみると良いでしょう。
階段を選ぶ基準とは?
タイプ別に階段の種類をご紹介しましたが、なかなかどれが良いのか選ぶのは大変です。
そんなときは、間取りや家族構成や予算を考慮して決めるといいでしょう。
例えば、小さなお子さんがいて予算もある程度確保できている場合は「折り返し階段」を選んだり、
子ども部屋は1階につくるから階段は低コストに抑えたいという場合は「直階段」が良いでしょう。
家族にとってどれが快適かを考えた階段選びをしてみてくださいね。
家づくりサポーター 長野