こんにちは!松浦です。
新築一戸建てを購入し住み始めた後、会社の転勤や実家の跡継ぎなどを理由に、新居を手放さないといけなくなった場合。
もしくは自分たちがその新築を引き取る立場になった場合。
もしかすると、あなたもこのような場面に遭遇するかもしれません。
住宅ローンの支払いが完了していれば、登記の変更をするだけで十分ですが、住宅ローンは最長35年間ありますので、その期間内に上記のような状況になることも少なくありません。
この場合、どのような対応をしていけばいいのでしょうか?
住宅を手放す、もしくは引き取る場合
住宅を所有するためには、登記をする必要があります。
住宅ローンを引き継ぐ場合にもこの登記の方法が重要になります。
残りの住宅ローンを1人で負担する場合は、負担する人の名義で登記変更すれば問題ありません。
しかし、複数の人で支払いをする場合には、負担する人全員の名義を共有して登記しなければなりません。
共通名義で登記する場合の注意点
共通名義で登記する場合、各々の“持ち分”を設定する必要があります。
持ち分とは、その家の何割の権利や負担を所有しているかを表します。
複数人の持ち分の合計が「1」になるように設定しなければなりません。
上図のように、持ち分に合わせて負担の大きさも変わってきます。
もし、実際に負担する資金の通りに持ち分を設定しないと贈与になってしまいます。
贈与になると贈与税など別の費用が発生してしますのでご注意ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
もし共通名義で登記する場合には、
「誰だどのくらい多く持ち分を持つか」
ではなく
「誰がどのくらい負担できるのか」
を元に持ち分設定すると、それに似あった持ち分設定ができますよ。
家づくりサポーター 松浦征久