こんにちは!松浦です。
住宅購入者の多くが子育て世代です。
子育て世代のお客様からよく聞くのが「新築一戸建ては欲しいけど、住宅ローンの支払いで家計が圧迫されるか心配。」というお悩み。
これから成長するお子さんのための教育資金のことが心配で、住宅購入を躊躇してしまうご家族の方もいらっしゃいます。
それもそのはず。人生の3大出費と言えば「老後資金・教育資金・住宅取得資金」。
お子さんの教育費も、住宅ローンの支払いも決して低い額ではありません。
そこで今回は、お子さん一人あたりの子育て費用の平均値をご紹介しますので、参考にしていただければと思います。
※これからご紹介する数値あくまでも平均値ですので参考程度にご覧ください。
『出典:内閣府・子育て費用における調査(平成21年度)』
未就園児:月々70,268円
未就園児の子育て費用は月々70,268円。
年間843,225円になります。
特にかかる上位の費用は、
○子供のための預貯金・保険(約20万円/年)
○食費(約17万円/年)
○生活用品費(約15万円/年)
産まれてすぐ~未就園児の間はちょっとしたことで病気になりやすく、万が一のための保険や今後の教育費のために預貯金をすることが多いようです。
離乳食やミルク、おむつなど乳幼児に必須のものが多いので、生活用品費や食費が上位に来ています。
保育所・幼稚園児:月々101,378円
保育所・幼稚園児の子育て費用は月々101,378円。
年間1,216,547円になります。
特にかかる上位の費用は、
○保育費(約38万円/年)
○食費(約23万円/年)
○子供のための預貯金・保険(約19万円/年)
保育費は自治体によって変わりますし、世帯収入から算出される住民税をもとに保育費が決められますので上位にきています。
小学生:月々96,128円
小学生の子育て費用は月々96,128円。
年間1,153,541円になります。
特にかかる上位の費用は、
○食費(約28万円/年)
○レジャー・旅行費(約17万円/年)
○子供のための預貯金・保険(約17万円/年)
お子さんは成長してある程度飛行機などの乗り物にも抵抗がなくなるので、長期休暇を利用して家族旅行を計画するご改定が多くなるそうです。
小学校は義務教育なので保育費より学校教育費は低く抑えられています。
中学生:月々129,630円
中学生の子育て費用は月々129,630円
年間1,555,567円になります。
特にかかる上位の費用は、
○食費(約36万円/年)
○学校教育費(約28万円/年)
○学校外教育費(約25万円/年)
お子さんはどんどん成長し食べ盛りになる時期なのでその分食費もかさんできます。
また、学校では課外授業や様々なイベント、部活やサークルに入ると、道具や遠征費などが必要になってきます。
高校生:月々平均141,988円
高校生のデータは公立と私立それぞれ必要な子育て費用を、足して2で割った中間値をご紹介します。
3年間の月々の平均は141,988円になります。
○高校1年生
年間1,663,376円
月々138,614円
○高校2年生
年間1,705,958円
月々142,163円
○高校3年生
年間1,742,247円
月々145,187円
大学生:月々35,708円~
○国立大学(平均):月々35,708円
入学金:282,000円
授業料:35,800円/年
○公立大学(平均):月々50,070円
入学金:394,225円
授業料:538,294円/年
○私立大学(平均):月々77,705円
入学金:256,069円
授業料:868,447円/年
一人暮らしを始めるお子さんの場合は、追加で仕送り・生活費がかかってきます。
仕送り・生活費:月々10~15万円
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お子さん一人当たりにかかる子育て費用をまとめてご紹介しました。
今回のデータはあくまでも平均値となりますので、詳しく知りたい方はお住まいの自治体などでご確認することをオススメします。
将来にかかるであろう費用もしっかり把握したうえで住宅購入を検討してください。
ご自分の生涯かかる費用を詳しく知りたい方はFP(ファイナンシャルプランニング)を受けられるといいでしょう。
参考文献:『平成21年度 内閣府 子育て費用における調査結果』
家づくりサポーター 松浦征久