こんにちは、澤村です!
あなたは将来、どんな地域に住みたいですか?
☑スーパーが徒歩3分圏内にあってほしい
☑駅近なところ
☑静かな地域
☑公園がすぐ近くにある
☑学校や会社の近く
☑マンションや高層ビルが多く立ち並ぶところ
etc..
いろんな希望があるかと思います。
その中で、静かで落ち着いた地域に住みたい!という方に
オススメなのが、「第一種低層住居専用地域」という地域です!
これは都市計画法で定められた用途地域の1つで、
チラシには「1低」と省略して書いてあることが多いです。
1低・・?なんだろう・・?
土地や建物を探しているときに、
疑問に思ったことがあると思います。
今回はそんな「第一種低層住居専用地域」の
①特徴
②メリット&デメリット
③選ぶときの注意点
をお伝えします!
①特徴
この第一種低層住居専用地域(以下、1低)は、
高さや面積など様々な制限が定められていて、
建物を自由に建てられるわけではありません。
建築物の種類が制限される
1低では良好な住環境を保護するため、騒音の可能性がある商業施設や、
安全面に配慮が必要な施設は建てられません。
【1低では建設が禁じられているもの】
・住宅を伴わない事務所や店舗
・ホテルなどの宿泊施設
・病院
・映画館、パチンコ店、ボーリング場、スケート場、プール
・工場
・駐車場
建築物の高さが制限される
建築が許可されている住居や小規模な店舗、
事務所兼住宅などの建物でも、高さの制限があります。
また、建物が密集しないよう「建ぺい率や容積率も制限」されています。
・高さ(上限):10mまたは12m
・敷地境界線から建物の距離:1m以上
・建ぺい率:30~60%
・容積率:50~200%
※自治体によって異なります。
「建ぺい率と容積率」ってなんだっけ!?
⇒https://iesta.info/blog/tochi/14794/
1低は「平屋や2階建ての住宅、低層マンションがゆったりと立ち並んでいる地域」を
想像してもらうといいかと思います!
②メリット&デメリット
メリット
先ほどお伝えしたように、1低には建てられる建物、
そしてその高さが制限されています。つまり、
・騒音や治安の悪化など、さまざまなトラブルが起きにくい
・高層の建物がないため日当たりも良く、景色が遮られることがない
・「せっかく建てた家の前に、数年後大きなマンションが建ってしまった・・・」
というトラブルも起こりにくい
デメリット
メリットが多くある1低ですが、その特徴ゆえにデメリットもあります。
・スーパーやショッピングモール、飲食店、病院なども地域内に建てられないため、
買い物や病院に行く際不便になってしまう可能性がある
・学校は建設できるが高さに制限があり、小・中学校、高校に関しては建設しづらいため、
学校の近くに住むのは難しい場合がある
③第一種低層住居専用地域を選ぶときのポイント
いかがでしたか?
第一種低層住居専用地域は、様々な制限があることから
「高級住宅街」と呼ばれることもあります。
ですが、そう呼ばれているからというだけで選ぶのは非常に危険です。
この地域を選ぶときには、
・周辺に何があるのか、必要な施設がどのくらい遠いのかを調べること
・近くにスーパー等がないため、クルマを利用することができるのか
・通勤や通学の手段、時間をチェックすること
などが必要です。
あなたのライフプランを考え、
【生活するうえで利便性と快適性、どちらを優先するのか】
を一度考えてみましょう!
家づくりサポーター 澤村彩花