日本にある住宅会社の数ってどのくらいか知っていますか?
正解は約50,000社と言われています。
それぞれの会社が独自の商品を販売しているので、商品は数えることができないくらいたくさんあります。
しかし、商品はたくさんあっても、住宅の工法は大きく分けて4つしかありません。
その工法はこちら
①在来工法
②ツーバイフォー工法
③プレハブ工法(鉄骨工法)
④鉄筋コンクリート造(RC造)
ではこれらの工法には、どんな特徴があるのかを紹介します。工法を理解して上で家づくりをスタートすると住宅会社選びも少し楽になるはずです。
①在来工法
在来工法とは日本古来より伝わる伝統的な工法で、木の柱と梁で骨組みを組み、筋交いという斜めの材で地震等の横からの荷重に耐える構造となっております。
特徴としては、デザインに自由が利きやすい工法と言われています。また、木で作られますので軽くしなやかな上に高い遮熱性能も持ち合わせています。金額も比較的低く抑えることができます。
②ツーバイフォー工法
ツーバイフォー工法は、アメリカやカナダから伝わってきた工法です。木の間柱(2×4インチ)と合板等の板材で壁を作り、壁で建物を支える構造になっています。
板材の大きさは現場で作るのではなく、機械で作るので、職人の技術差による施工ミスを少なくすることができます。また、壁ですので面で全体を支えるという特徴があります。そのため、地震にも強いです。
プレハブ工法(鉄骨工法)
プレハブ工法とは、鉄の柱や梁で骨組みを作る工法です。在来工法の鉄骨版と考えると分かりやすいでしょう。
木材に比べ、強度が強いので、大きな吹き抜けを作ったり、大きな窓を設置したりなど、間取りの自由度は高い工法になります。
鉄筋コンクリート造(RC造)
鉄筋コンクリート造とは柱や梁、壁、床などをコンクリートで作る工法になります。コンクリートの中には鉄筋が入っているため、とても強固な構造になっております。
コンクリートは割れやすい、鉄は錆びやすいというお互いのデメリットを補い、お互いの良いところだけをとった工法です。
コンクリートですので、とても重く、防音性にも優れています。ですので、集合住宅やマンションなどにはこの工法が主に用いられています。
まとめ
住宅の主な工法4つの工法の紹介でした。
それぞれの工法のメリット・デメリットをまとめますとこんな感じです。
それぞれの工法にメリット・デメリットがあってどの工法がいいのか分かりにくいですよね。
住宅展示場などの行って、そこの営業マンの話を聞くと、自分の会社の工法の良さばかり伝えてくるのでどの工法も良く聞こえてしまいます。
家の事を全く知らない状態で行くと、いい話ばかりで本当にいいのは何なのか分からなくなって結局決まらない。時間の無駄。家づくりってめんどくさい。という考えになりがちです。
そうならないためにも、営業マンの話を聞く前に自分で簡単に工法を理解しておくようにしましょう。
少し知っているだけでも、住宅会社を選ぶ時間を短縮できますし、家を建てた後に後悔することも少なくて済みます!