家の雰囲気を決める上で最も大事になってくるのは、壁紙(クロス)選びです。
せっかく間取りに時間をかけて、過ごしやすい間取りを実現できても、クロス選びで手を抜いてしまうと、家の雰囲気がガラッと変わってしまい、満足いく家にならないかもしれません。
今回は大事なクロス選びで失敗しないためのポイントを紹介していきます。
ポイント① 玄関・LDK・廊下は同じで考える
寝室は少し大人しい暗めな色にしたい。子供部屋は明るめの色にしたい。などといった家族内でもそれぞれ意見があることだと思います。
ですので、少なくとも、玄関、LDK、廊下などの連続した空間は同じクロスを選ぶようにしましょう。そうすることで、統一感があって暮らしやすい空間が実現できます。
ポイント② 柄物を選ぶ必要はない
クロスのカタログはすごく分厚くて、何百種類もある場合がありますよね。
そのカタログの中には、珍しい柄のクロスもたくさん含まれています。そのとき、「この柄のクロスは珍しい」、「他の家庭で見たことない」などといった理由で柄物のクロスを選んでしまいがちです。
しかし、その決断は失敗することが多いです。
柄物のクロスは、ポイントポイントで使うことによっておしゃれに見えるもので、色んな場所にたくさんの種類のクロスを使ってしまうと統一感がなくなる原因になってしまいます。
おしゃれのつもりで使ったのに逆効果・・・ということにもなりがちです。
最初に、家全体はこういうイメージにしようというものを決めたうえで、柄物のクロスを選ぶようにしましょう。
ポイント③ 床材と合わせて決めよう
クロスを決める際は、既に決めた床材のサンプルなども一緒に見ながら決めるようにしましょう。
部屋は壁と天井はクロス、床は床材という二つの色で出来上がります。
そこから家具などで部屋が完成していきますが、基本的には、クロスと床材の色で全ての雰囲気が決まります。
ですので、床材とクロスの色の相性というものがとても大事になります。
床材とクロスは全く別物として考えがちですが、合わせて考えるようにしましょう。
ポイント④ クロスの機能はあまり気にしない
クロスにもたくさんの機能をもったクロスがどんどん出ていますよね。
調湿機能が優れたクロスや、汚れが落ちやすいクロスなど様々です。
一見、すごい良いクロスのように感じます。確かに、できるのであるならば機能性に優れたクロスのほうがいいです。しかし、そのクロスだと気にいるデザインがない。なんてこともありがちです。
その際は、機能性よりも気に入るデザインのほうを優先してください。
例えば、防カビのクロスでも、部屋が湿気だらけだとカビは生えます。調湿機能に優れたクロスも、あんなに薄いクロスでできる調湿なんて限界があります。
ですので、特にクロスに要望はないという方だけ機能性に優れたクロスを選ぶくらいの考えでいいでしょう。
ポイント⑤ 最悪貼り替えればいいという気持ちで選ぼう
クロスは家の中の他のものに比べて、比較的安価で交換ができます。
フローリングの交換や、キッチンなどの設備の交換にはすごい費用が掛かりますが、クロスの場合は、一部屋数万円くらいの費用で交換が可能です。
ですので、完成した後になんかイメージが違うなーと思われても、近い将来すぐに交換できるからいいか!くらいの軽い気持ちで選ぶようにしましょう。そう思ってクロス選びをすれば、もし万が一気に入らなくてもそこまで後悔しなくて済むはずです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はクロス選びのポイントについて紹介しました。
家づくりと一緒でクロス選びにも正解はありません。
周りの人がすごく良いと思っても、そこに暮らすあなたが満足していなかったらそれは正解ではありません。
あなたが満足いく家というものが本当に正解の家づくりです。満足いくまで、とことん選び抜いて大満足の家を実現しましょう。
おまけ
クロスに少し工夫することで、オシャレにみせる方法があります。
・エコカラット
これはエコカラットという、タイルみたいなもので、「調湿」「ニオイ吸着」「VOC吸着」などの機能があります。
自然に調湿を行ってくれますし、ダイニングの壁に設置すれば、料理の臭いなども吸ってくれます。
このような機能性にも優れたエコカラットですが、 部分的に壁の仕上げを変える、「アクセントウォール」的に、 利用すると壁をオシャレにすることができます。
何か壁にアクセントを持たせたいけど、クロス全体を替えるのは嫌という方はこのエコカラットがオススメです。
以上、おまけでした!