Q 日本の住宅の寿命は何年だと思いますか?
A 正解は26年です。
この内容については、以前のブログでも紹介しておりますので、詳しくはそのブログをご覧ください。
https://iesta.info/blog/goodhouse/2813/
あなたがこれから建築しようとしている家も何も考えずに建てると、26年後には取り壊されてゴミになります。
日本では、1年間に35万件の家が解体されて、ゴミとして処理されています。
平均的な木造住宅1棟から出るゴミは約40トン。4トントラック10台分のゴミが出ているのです。
35万件分のゴミにすると、1400万トンのゴミが家の解体だけで出ていることになります。
量が多すぎて全くイメージがつきませんよね・・・。
解体だけでなく、建てるときもゴミはでる
家を建てるときもゴミは出ます。
解体のときほどゴミは出ませんが、木材をカットしたり、クロスの余りなどはゴミになります。家を解体するということは、新しい家を建てるということにもなります。
2016年では、戸建てやアパートなども含めて約90万戸以上の家が建築されました。
新しい家を建てて、約26年でまた取り壊して新しい家を建てる。今の日本の家はこのようなサイクルでずっと回っています。
地球温暖化防止のためにエアコンの設定温度を高めにしましょう!
できるだけ、自転車や公共交通機関を利用しよう!
という言葉をよく聞きますが、家を解体、建築の際に出るゴミでの温暖化についても今後は考えなければなりません。
26年で寿命を迎えないためにも、性能の高い家を建てよう!
性能の高い家はイニシャルコストが高くなります。
しかし、1500万円の家で寿命が26年なのと、2000万円の家で寿命が40年というものを比較してみてください。
1500万円を26年間で割ると、年間57万円
2000万円を40年間で割ると、年間50万円
確かに最初の金額は大きくなりますが、その分長持ちしてトータルで掛かる金額は少なく済みます。それだけでなく、ゴミの出る量が少なくなって地球環境にとってとてもいい影響を与えることとなります。
あなたは、環境を破壊しながら寿命が26年の家を何度も建てるのと、環境のことを考え、寿命の長い家にずっと住むのはどちらがいいですか?