あなたは家を建てるときに壁はクロスにしたいですか?
それとも珪藻土などを使った塗り壁にしたいですか?
というのも、先日このようなお客様がいらっしゃいました。
「塗り壁ってすごくおしゃれなんですけど、その他になんかメリット・デメリットのようなものってあるのですか?」
ですので、今は90%以上の家でクロスが採用されているそうですが、クロスが多く使われる理由は何なのか、どんな特徴があるのかも一緒に
紹介したいと思います。
これから家を建てるにあたって、塗り壁にするか、クロスにするのかを選ぶ際の参考にして頂くと幸いです。
では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
クロスの特徴
ほとんどの家で使われているのがこのクロス(ビニールクロス)です。
あなたが今住んでいる家でも、このビニールクロスが使われているのではないでしょうか。
クロスのメリット① 種類の多さとデザイン
クロスの最大の特徴と言えば、この種類の多さとデザインです。
現在、大手壁紙メーカーに絞ったとしても約1万種類以上の様々なデザインや機能を持ったクロスが販売されています。
1万種類もあれば、きっとあなたが気に入るデザインが見つかるはずです。
種類がたくさんあるのはメリットですが、多すぎて選ぶのが大変というデメリットもあります・・・。
まあでも、少ないよりも多い方がいいですよね!
多くて悩んだ場合は、担当の方にある程度絞った状態で提案してもらうようにしましょう。
クロスのメリット② 金額が安い
クロスは、壁の仕上げの中で最も安上がりだと言われています。
施工にもあまり時間が掛からないので、施工費も安く済みます。材料費も他と比べると、安いです。
安くて、たくさんのデザインから選ぶとことができる!これがクロスのメリットです!
クロスのデメリット
クロスは、安くでデザインも豊富という特徴がありますが、デメリットも。クロスは薄い物を貼るだけなので、耐久性には欠けます。少しの衝撃で破けたり継ぎ目が開いたりします。家を建ててすぐだとそんなに目立ちませんが、10年以上経つと汚れや継ぎ目が目立つことも多くなってきます。
その際、家を建てた時に選んだクロスが廃番になっていることも。その場合は、一部屋全部のクロスを交換する必要が出てきます。
塗り壁の特徴
塗り壁とは左官屋さんという職人が土やセメントを水や糊などで配合して壁に塗り付け、硬化されるものです。
塗り壁のメリット① 同じ壁はどこにも存在しない
塗り壁は左官屋さんが手作業で塗ります。しかも使う材料などによって色も大きく変わってきます。そのため、その壁はあなたの家以外のどこ
にも存在しません。
世界に一つだけの壁を作ることができます。
メリット② 自然素材
塗り壁に使われる材料の多くは、土や石灰等の自然の恵みから出来た素材を使用しているため、クロス等の工業製品に比べ、アレルギー等のリスクが低減できます。
また、他にもこんな特徴が!
・経年での劣化がしにくい
・調湿効果があるので、カビの発生を抑えてくれる
・吸音性が高く、音漏れもしにくい
などの特徴もあります。
塗り壁のデメリット
クロスに比べると、左官屋さんの手間も材料費も多く掛かってしまうため、金額が高くなってしまいます。
また、クロスと違って完成品のサンプルを目にして選ぶ訳ではないので完成したら少しイメージが違う!となることも。
このような理由で、クロスを選ばれる方が多いです。
結局、塗り壁とクロスどっちがいいの?
今回、クロスと塗り壁の特徴を紹介しました。
あなたはどっちに魅力を感じましたか?
ほとんどの方はクロスを選んでいますので、内壁にあまりこだわりがない方は、金額も安いクロスでいいと思います。今は塗り壁風のクロスもありますし。
しかし、内壁にどうしてもこだわりたい!塗り壁の部屋がいいと思われている方は、塗り壁にしましょう。
予算的に少し難しい場合は、リビングだけ塗り壁にして、子供部屋などは塗り壁風のクロスにするなどしてみるのをオススメします。
一つの部屋だけ塗り壁を使うのもオシャレに見えていいですよ!