最近、住宅街をみると新しい家には太陽光パネルがついているのをよく目にします。
昔は太陽光パネルの金額も高くて、搭載している家庭は少なかったですが、最近は技術の進歩により金額がだいぶ下がってきました。
そのため、搭載する家庭も多くなってきています。
1994年と2013年を比べると4分の1以下になっています。太陽光パネルの金額は年々下降しており、今は2013年よりさらに安くなっているので、今後もより搭載しやすい環境になっていくでしょう。
しかし、このようにかなり一般的になった太陽光発電ですが、知っておきたいことがあります。これを知っておかないと、後々、近所トラブル原因になることがあるかもしれません。
太陽光パネルがたくさん載る屋根の特徴
太陽光パネルを最も効率良く載せることのできる屋根は、片流れの屋根です。
片流れの屋根とは、面だけで傾斜した屋根のことです。雨樋を取り付ける方向は1方向で済みますので、太陽光パネルもたくさん載せれて、コストも抑えれるという特徴の屋根です。
色んな屋根の種類はこちらから↓↓↓
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しかし、この片流れの屋根ですが、絵で見ても分かるように、日光をたくさん取り入れるために南側が低く、北側が高いという特徴があります。
こうすることで、たくさんの光を取り入れることができますので、たくさん発電してあなたの家にはとてもメリットがあります。
しかし、この片流れの家が、あなたの隣の家に悪影響を及ぼすことが・・・。
片流れの家は北側の屋根が高いです。そのため、隣の家に入ってくる光は激減して、日当たりが悪くなってしまいます。
広い土地で、家同士の距離がしっかりと取れている場合は問題ありませんが、街中の住宅街などの家が密集している土地などではこのような問題が起きがちです。
ですので、太陽光パネルをたくさん載せる家で建てたいと思っている方は近所の方のことを考えて、家の高さや屋根の形を決めるようにしましょう。
せっかく家を建てても近所の方と関係が悪くなったら嫌ですよね。
太陽光パネルもたくさん載せて、隣にもしっかりと光が入る屋根とは
太陽光パネルがたくさん載せれて、隣の家にも光が入りやすい屋根は「切り妻屋根」です。
太陽光発電を載せるために北側にいくにつれて高くなっていますが、一番北側の部分は低くなっています。
これは、一番北側の屋根を低くする事で、近隣の太陽の光を遮りすぎないように配慮している屋根の形の1つです。
もちろん、北側の家が暗くならない訳ではありませんが、近隣に少しでも配慮された家である事が分かると思います。
北側部分には太陽光パネルは載せられないので、載せられる太陽光パネルは少し減りますが、その分、近隣トラブルの可能性はかなり低くなります。
まとめ
今回は太陽光パネルと近所付き合いの関係について紹介しました。
住宅会社の人に「太陽光パネルを載せたいです!」と言っても、
・これくらいは載せれるでしょう。
・発電量はこれくらいで○○円くらい売電できるでしょう。
という話はしてくれるでしょうが、近所付き合いのことまで話してくれる住宅会社の人はほとんどいないでしょう。
太陽光発電にはこのような問題点があることを頭に入れながら家づくりを進めていけば、近隣との関係は良好なものになっていくはずです。
建てた後に問題にならないためにも、あらかじめ知っておきたい太陽光パネルと近所トラブルの関係性についてでした。