健康寿命という言葉を聞いたことがありますか?
この健康寿命とは、「日常の介護なしで、自立した生活ができる生存期間」を言います。
平均寿命と健康寿命の違いは、亡くなるまでの寿命と介護なしで生活できる寿命の違いです。
ニュースなどで、平均寿命が延びました!などのニュースをよく目にしますが、健康寿命が延びずに、平均寿命だけが延びていく平均寿命を延ばすことももちろん凄いことですが、実は健康寿命を延ばすことが大事になってきます。
この健康寿命ですが、家の環境を良くすることで、延ばすことができます。
この図は、家の断熱を上げて、脱衣所の室温を上げた時に起こる健康寿命の変化です。
脱衣所の平均室温を約2℃上げることで健康寿命が4歳も伸びるという研究結果も出ています。
今こんな経験していませんか?
冬の朝、暖かい布団から出たら廊下やトイレが寒い。
その時は、ただ寒いだけと感じているかもしれませんが、その寒さが、実は体に大きな負担をかけているのです。
それが、これから何十年も続くと、健康寿命が4年も変わってくるのです。
平均寿命は、医療の進歩などで延ばすことはできます。しかし、元気に生活することができる健康寿命は普段の生活を見直さない限り、延ばすことは難しいです。
健康寿命を延ばすためにできること
では、健康寿命を長くできる家というものはどんな家なのでしょうか。
健康寿命を延ばすために必要となってくるのは、家の断熱性を上げて、室内の温度差を小さくすること。
これから色んな住宅会社を見ることになると思いますが、その会社の商品の断熱性はどうなのかを聞いてみてください。
「うちは断熱には自身があります!」と言われる住宅会社の商品は健康寿命を延ばしてくれるでしょう。
「断熱よりも価格重視です!」と言われる会社は、健康寿命を短くして、将来介護の期間が長くなってしまいます。
医療の進歩で将来の平均寿命は90歳くらいまで延びるでしょう。しかし、健康寿命は76歳だと介護で生活する期間が14年です。
長生きしていくのは素晴らしいことです。しかし、ただ長生きするのは楽しくないはずです。長生きするなら元気で健康な状態で長生きしたいですよね。
可能なら断熱性能の高い家を
今回は、家の環境と健康寿命の話をしました。
家の断熱性を上げて、部屋間の温度差を小さくして体へかかる負担を少なくすることが健康寿命を延ばすことに繋がります。けど断熱性を上げるためには、それだけ良い断熱材を使う必要がありますし、断熱性の高い窓やドアを付ける必要があります。つまりその分家の費用が上がります。
家にはそんなにお金をかけたくないと思われている方も多いでしょうが、できるなら断熱性を上げるためにお金をかけることをオススメします。100万円、200万円で家族みんなが元気に生活できる年数が延びるなら安いものですよね。
断熱性の高い家で、快適にそして長い期間元気に生活しましょう!