もうすぐ車の税金の納税の時期ですね。
私の車は、排ガス規制75%低減の車(☆☆☆☆)なんで減税対象なので、少しは安くなりますが、あなたの車はどうでしょうか。
車の税金の納税は年1回なので、月辺りにしたらそこまで高額ではありませんが、一括で払うと結構な金額になって大変ですよね。
そんなときに、少しでも減税されるとありがたいですよね。
住宅にも車と一緒で減税できる方法がある!?
前回のブログで、家の性能評価制度について説明しました。
前回紹介した性能評価制度の中で、次の項目の条件を満たすと長期優良住宅として、認められます!
・構造の安全
・劣化の軽減
・維持管理への配慮
・温熱環境
これらの項目についての詳細はこちらから↓↓↓
耐震?断熱? 住宅性能表示って何を評価するの?
長期優良住宅ってどんな家?
長期優良住宅と聞くと、すごい性能が高い家のように聞こえますが、実際はどんな家なんでしょう。
長期優良住宅とは「長期にわたり良好な状態で使用することができる家」の事です。つまり、長い期間快適に過ごせて、家の性能が高いので、メンテナンスなどで追加の費用があまりかからない家のことです。
日本の住宅の寿命は約30年
日本の住宅の寿命は約30年と言われています。一見長いように感じますが、実はとても短いです。
世界に目を向けてみると、欧米の家は寿命が50年。イギリスは70年だったり、100年以上の国もあります。
日本は一世代で家を建替えるというのが、普通です。
(親が家を建てて、子供もまたその家を建て替えるだったり・・・)
こうすると、家を建てるための木が必要となって、植林の伐採が進みます。
また、古い家を解体することで、産業廃棄物が出て、その分地球温暖化が進んでいきます。
しかし、長持ちする家を建てて、何世代も続く家になると、メンテナンス費用だけが必要になるだけで、住宅ローンは必要ありません。そうなることで、豊かな生活ができるようになります。
このような問題をクリアするためにも、人にも環境にも優しい家を作りましょう!というのが長期優良住宅の始まりです。
長期優良住宅にすることでのメリット
では、その長期優良住宅にすると、どんなメリットがあるのか見ていきましょう。
所得税
長期優良住宅にすることで、所得税の住宅ローン減税が変わります。
一般の住宅と長期優良住宅の場合、控除額は最大で100万円も変わってきます。
しかし、これはローン残高が4000万円以上の人に関わってくることで、借入れが2000万円くらいで家を建てる人にはあまり関係ありません。
年収が高く、5000万円、6000万円を借入れて、大きな家、土地の金額の高い所に家を建てる人にはかなりお得になります。
固定資産税
毎年払う税金。長期優良住宅の場合、減額の期間が2年間長くなります。
例えば、固定資産税が10万円の場合、
【一般住宅の場合】
1~3年目
5万円-評価分
4年目以降
10万円-評価分
【長期優良住宅の場合】
1~5年目
5万円-評価分
6年目以降
10万円-評価分
このように、2年間の固定資産税減税期間が延びるというメリットがあります。
まとめ
今回、長期優良住宅にすることでの税金面でのメリットを紹介しました。
あんまりメリットないなーと思われたかもしれません。私も長期優良住宅を学んだ時には最初そう思いました。笑
しかし、ちょっと考え方を変えてみてください。
長期優良住宅は、最初の費用は少し多くなるけど、劣化しにくいから長持ちする!構造も安心!というメリットがある!
税金の面でのメリットに魅力はあまり感じなかったかもしれませんが、その他の面でたくさんのメリットがあるではないですか!しかも今後は、長期優良住宅の家しか建てられなくなるかもしれない。という話も出てきそうです。
周りの家と比べて性能で劣らないためにも、家を建てる際には長期優良住宅にしてみてはいかがでしょうか。