こんにちは。永野です。
先日家族で京都旅行に行ってきました。
歴史好きの父の影響か私も割と歴史好きで、お寺をたくさん見てきました。
わくわくしながら、建仁寺に行った時のこと。
国宝に指定されている風神雷神図屏風(限りなく本物に近いレプリカ)が見たくて、中に入りました。
外より寒く感じました。特に足元が寒かったんです。
1秒でも足を止めたら、凍るんじゃないかというレベルです。この時、私が思ったことは、「現代の断熱材すごい」
昔は「断熱」なんて概念がなかったはずなので、当たり前です。
ということで、今日は断熱材の話をしたいと思います。
断熱材の種類
断熱材は大きく繊維系と発砲プラスチック系と天然素材系があります。
今回はよく使われている3つをご紹介しますね。
①グラスウール(繊維系)
極細とガラス繊維でできている。安価な部類とされいる、上に防音効果もあります。
②ロックウール(繊維系)
玄武岩、鉄炉スラグなどに石灰などを混合し、高温で溶解し生成される腎臓鉱物繊維。
耐火性・吸音性に優れています。
③硬質ウレタンフォーム(発砲プラスチック系)
繊維系のものはカットして、隙間に埋めていくような形ですが、ウレタンフォームの場合は、吹き付けていきます。
吹き付けた場所に合わせて膨らんでいくので隙間ができません。気密性が確保されます。
断熱材施工で避けないといけないこと
1つ目は、隙間を作らずに施工することです。
どうしてかというと、もしすき間があった場合、そこから熱が逃げてしまうからです。
冬にダウンジャケットを着ていたとしても、穴が空いていたら寒いですよね。
2つ目は、性能を維持できるかということ
どんなものにも経年劣化はありますが、せっかく断熱材をすき間なく施工しても、すぐに効果がなくてなってしまったら意味がありません。
よく聞く断熱材の劣化の話です。
繊維系の断熱材の場合、水分を吸ってしまい、水分を吸った重みで断熱材が下がってしまいうことですき間ができ、断熱性能が落ちる可能性があります。
高性能断熱材は空気よりも断熱性能の高いガスを使って性能を高めています。
このなかには時間がたつと発泡ガスが空気と入れ替わり、性能低下をおこすものがあるので注意が必要です。
どうでしたか?
地域の気候や建物の構造や工法によって適する断熱材や施工方法は異なります。
また、住宅メーカーや工務店によっても提案する断熱方法が異なることもあります。
住宅メーカーには、使用する断熱材の特徴や選択理由、工事内容などを確認し、費用も含め、
しっかりとした確認しましょう。
完成現場見学会や展示場などを利用して、使用される素材などを確認してもいいでしょう。
家づくりサポーター永野