先日、弊社でお家を建てて下さった施主様お家を2日間お借りして、一般の方に向けて見学会を開催しました。
間取りや部屋の広さ等の参考にしたいという一般の方がたくさんお見えになりましたよ。
30坪で4LDKの平屋で、空間を有効活用されたお家だな~と思いました。
平屋の場合、収納スペースに困る方が多いんですが、こちらのお家にはロフトと小屋裏収納をつくることでその悩みも解決されたみたいです。
でも、一見便利そうなこの小屋裏収納、注意しないと使い勝手の悪いスペースになるかもしれないんです、、、
小屋裏収納あるある①「夏場はサウナみたいに蒸し暑い」
小屋裏収納あるあるなんですが、夏場はサウナみたいに蒸し暑くなってしまうみたいなんです。
原因は断熱の方法にありました。小屋裏収納は屋根の下に位置するので、太陽の熱をもろに受けて熱されやすい状態になっています。
屋根の裏側に断熱材と遮熱材を入れて、居室と同じように断熱材で囲ってしまえば、天井裏が暑くなるのは、カンペキではありませんが防ぐことができます。
屋根に断熱材・遮熱材が入れられるかどうかは、住宅会社にもよりますし、予算にもよります。
屋根の断熱が標準装備でない住宅会社に、屋根の断熱を依頼すると追加の費用が発生します。どのくらいコストアップするのか聞いてみましょう。
小屋裏収納あるある②「湿度がこもりやすい」
小屋裏収納あるある②は、湿度がこもりやすく、じめじめする。
小屋裏収納に窓や換気扇を取り付けていない場合、空気の流れがないため暑さや湿気がこもりやすくなってしまいます。
対策としては風通しをよくするため、「窓」「換気扇」の取り付けがあげられます。
もし、窓を付ける場合は断熱フィルム等を貼りつけて、太陽光を遮るとよいでしょう。
小屋裏収納あるある③「上り下りが大変」
小屋裏収納スペースへの上り下りは、「はしご」か「固定階段」かのどちらかになります。
小屋裏収納スペースへ収納するものって、使わなくなったけどかさばるようなモノとか、お洋服とか、扇風機とかちょっと運ぶのが大変なモノもあると思うんです。
運ぶのが大変なモノの場合、「はしご」で上り下りするのって少し怖いですよね。
できれば、「固定階段」を設置したいですが、固定階段がOKの自治体とNGの自治体があるみたいなんです。
これも住宅会社の担当に確認してみましょう。
小屋裏収納があると、普段使わないけどたまに使うモノ、かさばるけど捨てれないモノ、思い出のモノ等を収納することができます。
暮らしやすいお家にするためにも、小屋裏収納スペースを設置した方がよいご家庭もあると思いますが、その場合は事前にしっかりと準備が必要そうですね。
家づくりサポーター 永野