一生に一度の家づくりをするなら、自分たちの希望を詰め込みたいですよね。
私も家づくりするなら「こんなお家がいい!」っていう希望はたくさんあります。たくさんある希望の一つに「開放感」があります。
開放感のある家は居心地が良いと思うんです。
開放感のあるお家の要素はどのようなものがあるのでしょうか?
開放感のあるお家にするには?
開放感を生み出すためには、空間の広がりを感じることがポイントです。
①外への広がり
室内と外が繋がっていることで開放感を生み出すことができます。室内の空間が、外まで広がっているように感じられるためです。
例えば、LDKに大きめの窓を作ってみたり、ベランダを設けたり。
永野家には、LDKに大きな窓があるので外の景色が見えます。外の景色が見えるので、外の空間もLDKの一部みたいで、開放感を感じることができるお気に入りのスペースです。
②縦への広がり
LDKの上部に吹き抜けを作ると、室内全体も明るくなりますし、上の空間に広がりが生まれるので、広く、開放感のある空間になります。
開放感を出す時に注意しないといけないこと
①プライバシーの確保は大丈夫?
開放感を生み出すために、外との繋がりが必要とお話しました。
確かに外との繋がりを持つことで、開放感を感じることはできますが、同時に、外からも室内が見えている可能性があります。
植栽を置いたり、壁を設けたりして室内が丸見えにならないようにしましょう。
②熱のロス・温度ムラが多いかも・・・
開放感をだすための大きい窓は、熱が逃げる場所にもなります。一般的な木造住宅の場合、窓から約50%の熱が逃げているんです。
大きい窓を設置する場合は、熱を逃がしにくい加工をした「トリプルガラス」「ペアガラス」などを使うことをおすすめします。
また、吹き抜け温度のムラが多いんです。暖かい空気は上に登っていく性質があります。
吹き抜けのある家をエアコンで部屋を暖めると、吹き抜けが暖かい空気でいっぱいになるまで、下まで空気が降りてこず、1階部分は暖まりにくいということが起きます。
そういう場合は天井にシーリングファンを設けて、暖かい空気が下に降りてくるようにすることができます。
シーリングファンのことはコチラから「【インテリア】あのおしゃれなプロペラの役割って?」
また、床置き式のエアコンや床暖房を使うことで、床からも温めることができ熱効率を高くすることができます。
どうでしたか?
開放感のある家は、外との繋がりを作ること・縦の広がりを作ることで生み出すことができるとお話しました。
ただし、上記のような方法で開放感を得られると同時に、気を付けないと住み心地の悪いお家にもなりかねません。
何事にも長所と短所があるので、それを知った上で判断していくと満足の家づくりになるのではないでしょうか。
家づくりサポーター 永野