洋服を購入する時に試着する派ですか?しない派ですか?
サイズがあやしい時は試着するようにしています。細身のデニムとか。
基本的に、あまり試着しないんですが、試着せずに購入すると、シルエットが想像してたのと違ったっていうのがたまーにあります。お高い買い物だった場合はかなりショックです。
実は、家づくりでも実際に使ってみたら「もっとこうしておけばよかった」や「こうすればよかった」と後悔することがあるんです。
「キチンの高さ」もその1つ。
キッチンの高さをもう少し高いものにしておけばよかったと後悔する人がいらっしゃいます。
キッチンの高さを間違えない方法①3つのワークエリアの作業のしやすさを確認しておく
作業のしやすいキッチンの高さは、身長÷2+5cmと言われています。
身長が160cmの人だった場合は、85cmのキッチン高さが作業のしやすい高さということになります。
(160cm÷2+5cm=85cm)
ただ、これは調理台(作業スペース)の高さです。
キッチンと一言で言っても、実際には3つのワークエリアで構成されています。シンク、調理台、加熱器です。
商品によっては、加熱器の高さやシンクの深さが異なります。
例えば、調理台の高さは問題ないけど、シンクが深くて洗い物をする時に前傾しないといけない。そうすると腰に負担がかかって辛い。
調理台の高さはOKだけど、ガスコンロの場合はIHクッキングヒーターに比べて五徳によって高くなり、底の深い鍋が見辛かったりします。
3つ全てのワークエリアが完璧な高さだといいのですが、もしそうでなかった場合はどのエリアでの作業が多いか(恐らく調理台ですが)を考えてみて、作業が多いエリアの高さに合わせておくとよいでしょう。
キッチンの高さを間違えない方法②ショールームで試してみる
冒頭にも少しお話しましたが、試してみるって本当に大事です。実際に試してみることで気付くことがたくさんあります。ショールームに行ってみて、実物のキッチンの前に立ってみましょう。住宅会社のショールームにはキッチンが置いてあります。設備や機能と一緒に高さも比べてみて下さい。
さっき紹介した計算式で、自分の身長に合ったキッチンの高さを把握して、その高さのキッチンと少し高めのキッチンを試してみるといいと思います。
もし、どちらも使い勝手に問題がなさそうであれば高めのキッチンにしておくとよいでしょう。
キッチンマットをひいたり、少しヒールのあるスリッパをはいていたりすることで、自分の身長も実際より少し高くなっていることが多いので。
毎日、キッチンで快適にお料理ができるよう、設備や機能も大事ですが、高さもしっかり押さえてきましょう!
家づくりサポーター 永野千聖