何か新しい物を買う時に一番気にする所ってどこですか?ほとんどの方が金額を最も気にするのではないでしょうか。
先日こんなことがありました。
「スマホの充電用コードが壊れて、急に充電ができなくなった。」
ネットでapple製のコードを見たら、約2,000円。けど、ダイソーに行ったら、似たようなコードが100円で売ってありました。両者とも目的は同じ「充電」。なのにこんなにも金額が違うのはなぜ?と思いながらも、価格の安い100円のコードを購入しました。
それから4日後・・・。
100円のコードでも、普通に充電は出来るし、安くてお得な買い物したなーと思ってた時に急に接続が悪くなって充電ができなくなりました。
4日ということは1日あたり25円。このコードを買う前に使っていた、apple製のコードは約2年間使いました。つまり1日あたり、2000円÷730日=2.7円
結局appleの方がお得でした。
(まあ4日で壊れることはそんなにないと思うのですが・・・)
長い期間使いたいものは、初期費用は少し高くなっても、壊れにくい物がいいですよね。
家づくりを考えたときに、気にしにくい「家の寿命」
家を買おうと考えた時に「この家は何年もつのだろう」と考えたことありますか?
その家の値段や見た目、快適性ばかりに目がいきがちです。その家の寿命やランニングコストには目がいきにくいでしょう。
ちなみに、日本の家の平均寿命は約26年と言われています。住宅ローンは35年で組む人が多いのに、家の寿命は26年。26年しかもたない家にあなたは、毎月数万円の住宅ローンを支払っていくことになります。もちろん、性能のいい家は26年以上もちますが。平均で26年です。
寿命が切れた家はあちらこちらに不備がでて、リフォームが必要になってくるでしょう。住宅ローンとリフォーム代の2つを支払っていくことになります。
まだ、支払い終わっていないのに追加で払わないといけないなんておかしいですよね?
住宅先進国ドイツの家は日本の3倍長生きする
先程、日本の家の平均寿命は約26年という話をしました。しかし、住宅先進国ドイツの家の平均寿命は約79年と言われています。もちろん、日本の気候などで傷みやすいという理由もありますが、それにしても違いすぎますよね。日本の3倍も長生きするのです!
そんなに違う理由として、日本人とドイツ人の家に対する考え方の違いがあります。
日本人:「今快適な綺麗な家を安い価格で手に入れたい」
ドイツ人:「いつまでも快適に住まい続けるために本物の材質の家を綺麗に維持しながら住み続けたい」
という風に家に対する考え方が、
日本の家の平均が2,000万円、ドイツの家の平均が3,200万円と言われています。
坪単価でいうとドイツの方が1.5倍高いです。
2,000万円で26年と3,200万円で79年。建物の価格はドイツのほうが高いですが、年間にかかる費用を考えてみると・・・
日本: 2,000万円÷26年=77万円
ドイツ:3,200万円÷79年=40万円
なんとドイツの方が、年間にかかる費用は半分程度で済みます。
購入金額が高くても結果的には安く済む
今後家づくりを考えていく際は、メンテナンスのことも上手く考えた家にすべきです。その結果、購入金額は高くても結局は安く済みます。
日本の家の平均寿命は約26年です。35年のローンを組んだ場合は、ローン返済時に既に家としての資産価値はゼロです。それに加えて、色んな箇所でリフォームが必要になり、新たな出費が加算されてしまいます。
本当に価値のある安い家とはどんな家でしょうか。家を建てる前に一度考えてみてください。
あなたのために、そしてあなたの大切な子供たちのためにも・・・。
と、言われてもどうすればいいかわかりませんよね。笑
そんな時は、見学に行った住宅会社の営業さんに、この家の寿命は何年ですか?と聞いてみてください。性能の良さを謳っている住宅会社は家の平均寿命が長いですし、価格の安さを謳っている住宅会社は平均寿命が短いです。
自社の家の平均寿命をパッと答えられる住宅会社さんはきっとメンテナンスまで考えた価値のある安い家を提供してくれるでしょう。