こんにちは!家づくりサポーターの柴田です。
去年、交通事故で代車に乗る機会がありました。その代車はあまり人気のある車ではなく、中古になるとかなり値落ちする車でした。しかし、乗ってみると気付く事ってあるんですね。その車、実は知らなかっただけでものすごく便利だったんです。乗り降りのしやすさ、使い勝手の良さ、室内の広さなど自分に子どもがいたらその車選ぶかもと思えるほど。なぜその車が不人気車なのかわかりませんでした。
百聞は一見にしかず、土地でも周りの人が言っているだけで実際は違っていることってよくあります。
土地にもあった人気・不人気
色々な人からよく聞くのは変形地はやめた方がいいという意見です。
変形地とは、簡単に言うと三角形や台形、五角形、段差があるといった複雑な形状や難点を抱えた土地のことです。家を建てるにも多くの規制や土地が有効的に使えないなどの理由から避けられる傾向にあります。
でも、一般的には不人気で敬遠されがちな変形地。実は知られていないだけで良い部分がたくさんあるんですよ。
旗竿地は隠れた一等地
そんな不人気の変形地の中でも一番多く存在するのが旗竿地。その名の通りのぼり旗のような形をしており、道路に接する部分が細い路地になって入り組んだ状態にある土地のことです。よくある四角に整形された土地よりもかなり割安で購入する事が出来ます。人気エリアなどであればかなり狙い目な土地ですよ。
土地代を抑えられるので建築費用へ浮いた金額を充てることも出来ます。道路から奥にある分、静かで人通りを気にすることなくプライバシーも確保されます。小さなお子さんがいる場合は玄関前が道路ではないので遊んでいても安心というメリットも。
そう考えると避けられる傾向の旗竿地も多くの人が知らない良い土地と言えます。
旗竿地を選ぶ注意点
旗竿地も良いことが多いかもと思えそうですが、注意しておきたい部分もあります。
□通路は重機が入れる広さか
場所によっては道路に面する通路が狭いことがあります。そうなると資材の搬入や建築作業が困難になり費用が上がることがあります。購入前に売主へ確認をしておきましょう。
□水道管などのインフラ整備
旗竿地でよくあるのが上下水道の配管がないということがあります。そうなると通路部分の長さに比例して費用がかかることも。こちらも購入前の確認が必須です。
□公道に2メートル以上接道
すでに持っている土地を分割して作る場合には通路部分が公道に2メートル以上接道していなければならないという法律があります。もし、分譲地で旗竿地を購入されるならこの法律はクリアされているはずなので気にしなくていいでしょう。
家づくりで予算が合わなかったり、建物などにお金をかけたいと考えているなら旗竿地という選択もいいですよ。