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【平屋を建てたい人必見】建てる前に知っておくべき土地探しのヒント

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こんにちは!續です。

先日、施主様の家を引き渡し前にお借りして見学会をさせてもらいました。当日は私も営業担当者と一緒に現場に待機。2日間開催してたくさんの方にご来場いただきました。そんな中、いろんな方とお話ししてよく話題に出たのが「平屋」というキーワード。平屋と言えば少し前まではどちらかというと高齢の方の家というイメージでしたが、最近は年代問わず平屋のご希望は多いです。

メリットとしては、
・ワンフロアで移動がラク
・屋根に太陽光がたくさん載る
・完成後のメンテナンスがラク

などなど、たくさんのメリットがあります。

でも、土地を購入して平屋を建てる場合、土地探しでは注意が必要です。同じ広さの家でも、2階建ては建てられて平屋は建てられないということがあるんです。今日は平屋を建てる前に知っておきたい土地探しのポイントをご紹介します。

知っておきたいポイント

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①2階建てはOKだが平屋はNGの理由

60坪の敷地に同じ34坪の家を建てようとした場合、2階建てなら建てられますが平屋だと建てられない場合があります。それはこんな条件の時です。
敷地:60坪
建ぺい率:50%

建ぺい率は、敷地面積のうちどれくらいの割合を家の土台に使っていいか示すもの。この場合だと、30坪までが建築面積となります。2階建ての34坪なら、総2階にすれば建築面積は17坪。総2階じゃなくても2階建てなら希望する34坪の家はできそうです。

一方、平屋で34坪の家を建てようとすると建ぺい率を上回ってしまい建築できません。建ぺい率50%で34坪の平屋の家を建てる場合は、最低68坪以上の土地が必要ということになります。つまり、平屋で家を建てたい場合2階建てで同じ広さの家を建てるよりも広い土地が必要になってくるんです。

また、広い土地が必要と言うことは金額も高くなります。土地探しをする際は、このことを念頭に置いて探しましょう。

②日当たりは確保できるか

平屋の家は、階段を上ることがないので歳をとってからも安心な住まいと言われます。「フラット」であることは平屋の大きなメリットです。一方で周囲に2階建ての家が建っている土地の場合、平屋を建ててしまうと日当たりが確保できなかったりするケースがあります。

フラットであることは家の中での生活を考えるといいことなんですが、周囲の環境と合わせて考えるとデメリットになることも。周囲の家とは当たりに影響がない程度に距離がある土地を探して見るのがよさそうです。

③防犯対策を十分に

2階建ての場合は、就寝するのは2階でということが多いですよね?階段の昇り降りでは不便ですが、実は防犯上は平屋よりも2階建ての方がやや有利。平屋の場合は生活のすべてが1階に集中するので防犯面ではより十分な対策が必要となります。風呂や寝室を覗かれたりしないように植え込みなどで視線を遮る工夫をするのに加え、センサーライトをつけたりなどの防犯対策をしておいた方がいいです。

まとめ

平屋にはたくさんのメリットがありますが、2階建てと比べて土地取得にはよりコストがかかる場合があります。また、フラットであることの裏返しでメリットがデメリットとなってしまう場合も。土地を見つけて平屋を建てる場合は、事前にこうしたことを頭に入れておいてくださいね。

家づくりサポーター 續大介

續 大介

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級。2016年に住宅会社に転職。現在36才。主に販促企画を担当。妻と、長男(7歳)次男(4歳)の子育て中。やんちゃ盛りの息子たちと毎日にぎやかな毎日を過ごす。