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一生に一度の家づくりで失敗しないために必要な知識や判断知識が身についていくお役立ちブログ。自分たちが建てたい家が見えてくる。

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元利均等と元金均等の違いって?

住宅ローン 元利均等 元金均等こんにちは!家づくりサポーターの長田です。

住宅ローンを利用する際、その返済方法には「元利(ガンリ)均等返済」と「元金(ガンキン)均等返済」という2つのパターンがあることをご存知でしょうか?

似たような名前ですが、漢字が1文字違うだけでその内容は全く違うものになります。

違ってくるポイントは住宅ローンの元金と利息をどのように払うかということ。

私も最初は『どっちがどっちだっけ…』とごちゃごちゃになることがありましたので、今回は図を使いながら分かりやすく解説していこうと思います!

☑元利均等返済とは

住宅ローン 元利均等 返済 金と息を合計した毎月の返済額が、完済までずっと一定(均等)になっている返済方法”のことを、略して「元利均等返済」と言います。

住宅会社の広告などで「月々○万円の支払いで購入できる!」というような話をするときには、この元利均等返済が使われていることになります。

毎月支払う返済額は一定のままで、その金額の内訳となる元金と利息の割合が年々変化していくという仕組みです。

上の図のように、初期の頃は返済額のほとんどが利息分で、返済期間が経過するにつれて元金部分が増えていき、最終的にはほとんどが元金分となっていきます。

元利均等返済のメリット

この返済方法のメリットは、『返済計画が立てやすい』ということ。

「毎月○万円づつ返済していく生活にムリはないか」という視点から資金計画を立てることができるので、現在の家賃と比較してみたりしながら判断することができます。

また、この次に紹介する返済方法と比べて『初期の返済額が少ない』というメリットもあります。

元利均等返済のデメリット

デメリットとしては『返済総額が増えてしまう』ということがあります。

元利均等返済の場合、支払いを重ねても元金部分が減っていくのが遅いため、その分の利息が長期にわたりかかることになり、返済総額が上がってしまいます。

☑元金均等返済とは?

元金均等 返済 住宅 ローン元金の部分だけが一定(均等)になっている返済方法”のことを、略して「元金均等返済」と言います。

利息の部分だけが変化する仕組みの返済方法で、元金と利息を合わせた月々の返済額は減少していきます。

上の図のように、初期の頃に高い利息を支払うことになりますが、年数の経過とともに利息部分が少なくなるので、最終的には残った小額の元金のみの支払いになります。

元金均等返済のメリット

この返済方法のメリットは『月々の返済額がどんどん下がっていく』ということ。

仕事をしていて資金的に余裕があるうちに返済を済ませておき、老後の返済負担を減らすことができます。

そして元利均等返済と比較して、『総返済額を抑えられる』ということもメリットです。

元金の部分が毎年着実に減っていくため、それにかかる金利負担も少なくて済むんです。

元金均等返済のデメリット

『初期の返済額が大きい』ということは、デメリットとしても考えられます。

若くて働いているとはいっても、住宅ローン以外にも車のローンや教育ローンなどもあるのであれば、負担がかかってしまうことがあります。

また住宅ローンの借り入れを行う上で、初期にそれだけの支払いができるのかどうかを調べるために『審査が厳しくなる』ということや、『すべての金融機関で元金均等返済を取り扱っているわけではない』ということもデメリットです。

いかがですか?

【住宅ローン】私はいくらまで借りられる?借入額をカンタンに計算する方法
住宅ローンの返済方法に関しては、仕事の内容や収入の安定性、ライフプランなどを考慮しながら選ぶ必要があります。

☑家族にとって最適な返済方法はどれなのか
☑いくらまでならムリなく住宅ローンを返済していけるのか
☑希望の金融機関で取り扱っているのか

このような点を踏まえたうえで検討してみてください。

家づくりサポーター 長田

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長田 圭史

熊本県合志市生まれ。高校以降はキーボード担当としてバンド活動に青春を捧げたり、バスを運転して21歳で大型二種免許を取ったりするというちょっと変わった学生時代を過ごし、住宅会社に就職。
男4人兄弟の長男として育ったので、一見落ち着いているように見られがちですが、実は常にボケたくて仕方がない“小笑い製造機”
「周りを明るくするために、まずは自分から笑顔を発信しよう!」をモットーに、毎日なにかしらワクワクしながら生きているハッピー野郎です。