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建売ならすぐに入居できる?住宅ローンの審査に掛かる時間と注意しておくべきポイントとは?

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「子供の新学期に合わせて新居に引っ越しておきたい。建売住宅ならすぐに住める?」 

こんにちは。丸本です。

入居の時期といえば、新年度や新学期に合わせてという場合がほとんどです。もし入居希望時期までに時間がない場合、建売住宅が最適。しかし、建売住宅だからといってすぐに新生活をスタートできるかというと、実はそうではありません。

なぜかというと、住宅ローンの審査を受けて、実際に融資をしてもらう時間が必要だからです。「建売ならすぐに住めると思ってたけど、全然間に合わなかった…」といった事態を避けるためにも、住宅ローンの審査から融資を受けるまでに掛かる時間はチェックしておきましょう。

建売だからすぐに入居できるワケじゃない!

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建売住宅の場合、すでに完成しているのですぐに新生活をスタートできると思いがちですが、実は意外と時間が掛かります。なぜかというと、住宅ローンを借りなければいけないからです。

数千万単位のお金を全額現金で払えるなら別ですが、そんな人は稀だと思います。つまりほとんどの場合で住宅ローンを借りてお金を準備することになります。では住宅ローンの審査にはどのくらいの時間が掛かるのでしょうか?

住宅ローン審査に掛かる時間は?

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住宅ローンの審査に掛かる時間は、通常1ヶ月程度です。ただしあくまで通常の場合で、追加の確認項目や提出書類がある場合は2ヶ月以上掛かる場合も。

住宅ローンの審査は主に返済能力をチェックする「仮審査」と、返済能力以外の項目も含めて総合的に審査を行う「本審査」の2種類に分かれます。通常、仮審査が1週間程度、本審査が3週間程度です。また、本審査を通過すればすぐに融資してもらえるわけではなく、実際に融資を受けるまではさらに1ヶ月ほど掛かります。

そのため、住宅ローンの仮審査から実際に融資をしてもらうまでは通常で2ヶ月程度掛かります。(※あくまで一般的な例なので、金融機関によって異なります。)

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ここまでの話だと、「住宅ローンの仮審査から融資してもらうまで2ヶ月か。じゃあ9月1日から新生活をスタートしたかったら7月1日に仮審査を申し込めば大丈夫ってこと?」と思ってしまうかもしれません。

しかし、それではスケジュールがギリギリすぎて危険です。実際に住みたい物件が決まって、新生活をスタートするまでは、最低3ヶ月は見ておきましょう。

なぜかというと、「引渡しを受けた日=新生活をスタートできる日」ではないからです。首尾よく物件を決めて引渡しまで2ヶ月で済んだとしても、そこから新生活をスタートするための引越し、家具家電の買い替えや役所関係の手続き等を行わなければなりません。

しかし、その間仕事が休みになるわけでもなく、家事や育児から離れられるわけでもありません。あくまで、それ以外の時間を使って新生活スタートの準備をしなければなりません。そのため、ある程度落ち着く状態までは2週間~1ヶ月程度掛かります。

特に新年度や新学期の始まりは何かと忙しいもの。そのため、新居の入居時期は新年度や新学期が始まる1ヶ月前に設定しておいたほうが余裕を持てます。

つまり、9月1日から新生活をスタートさせたければ、3ヶ月前の6月1日には入居する物件を決めて、住宅ローンの仮審査を受けておく必要があります。

いかがでしたか?

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最後に本日お伝えしたポイントをまとめておきます。

○住宅ローンは審査から融資を受けるまで最低2ヶ月は見ておく

○「引渡しを受けた日=新生活をスタートできる日」ではない

○物件を決めて、実際に新生活をスタートをまでには最低3ヶ月は見ておく

実際にやってみたら2ヶ月で済む場合もあるかもしれませんが、家を買うのはほぼ誰もが初めてのこと。なので想定外のことが起きるかもしれません。そのため、スケジュールにはできるかぎり余裕を持たせておくことが大切です。

特に3月入居の場合は引越しシーズンで料金も高くなります。できれば1月までに引越しを終えておいたほうが無難だと思いますよ。

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丸本 文平

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級
2012年に人材業界から住宅会社に転職。住宅会社では主に販促企画や「知って得するお金の勉強会セミナー」の講師等を担当。家族は妻とちーちゃん(娘/1歳3ヶ月※2016年現在)の3人家族。家では主に食器洗いと娘の歯磨きを担当。仕事にかまけず日々の子育てもしっかりやってるおかげで、ママとの「ちーちゃんこっちおいで」の勝率は7割を超える(もちろんそれ以外はママには勝てない)。