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【打合せ記録書】住宅会社とトラブルにならないために。

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こんにちは!家づくりサポーターの永江です。

住宅産業はクレーム産業ってご存知ですか?

家づくりは決めることも多いですし、動く金額も決して小さくありません。だからトラブルが起こりやすいんです。

その中でも一番多いトラブルの原因が「言った・言わない」問題。

お客さんは要望を伝えたはずなのに、実際の図面には反映されていなかった。そしてそのまま現場が進んでいってしまった。

途中で気づいたなら手直しも出来ますが、完成してしまってからでは遅いかもしれません。

今回は、そんな「言った・言わない」問題から、あなたの身を守る方法をお伝えします。

過去に遡って原因を探らないといけない

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「言った・言わない」問題の厄介なところは、問題がすぐに発覚しないことです。

例えば、打合せで「玄関の色を白にする!」と決めたとします。そしてそのまま打合せを進めて、着工しました。

この時点では、まだミスが起こってません。ようやく玄関の色を確認できたのは、打合せで決めてから3カ月後・・・

あなたが「玄関の色、白にしたんですけど・・・」と言っても、住宅会社の人間は「?」です。

「図面には黒って書いてますよ。」となって、ようやく「言った・言わない」問題が勃発します。

そしてそのころには、記憶もおぼろげです。あなたの言ったことが図面に反映されてなかったら、証拠といえるものは無いんですね。

これを未然に防ぐには、証拠を作っておく必要があるんです。

打合せ記録を残そう!

設計 規格

その証拠となるのが、打合せ記録書です。基本的には住宅会社の人間が作成してくれます。

打合せで決めた内容を書面や図面に書き込んだもので、通常は複写式になっており、打合せ後に確認、サインをして住宅会社とお施主さん、それぞれが保管しておきます。

打合せ記録を見れば、「何月何日」に「何の打合せ」をして「何を決めた」かどうかを遡って確認することができるんですね。

これが、あなたの強い味方になってくれます。

さっきの例でも、打合せ記録書があれば、「○月○日 玄関の色は白」と書いてあれば、あなたの勘違いではないという証拠ですよね。住宅会社側も、それを確認して手直しの工事をしてくれます。

もし勘違いであったとしも、すっきりとした気持ちで進めることができますよね。

打合せ記録書は、とっても大事なんです。

2つの気を付けるべきこと

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打合せ記録の大事さはご理解いただけたでしょうか?だからこそ、気を付けてほしいことが2つあります。

1つ目は「打合せ記録をとらない会社は信用できない」。

お客さんと会社のトラブルを避けるために必要な打合せ記録を取らない。そんな会社は信用できない可能性が高いと思います。

打合せ後に記録書をもらえない場合は、必ずあなたのほうから「記録書は?」と伝える必要がありますよ。

2つ目が「口約束はしない」ということ。

口約束が「言った・言わない問題」の最大の原因です。必ず記録に残すようにしてくださいね。

まとめ

住宅会社とのトラブルを未然に防ぐためにも、打合せ記録書は大事にしましょう。

記録書を見直さないで済むのが一番良いことですが、もし何かあった際には、きっとあなたの力になってくれるでしょう。

家づくりサポーター 永江弘輝

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永江 弘輝

2013年に医薬品メーカーから住宅会社に転職。約二年の住宅営業マン経験の後、現在はイベント企画の立案・運営を担当。もっぱらの楽しみは、毎晩の晩酌。ビールしか飲まない。そのおかげで、29才にも関わらず毎年の健康診断で肝機能の数値にビクビクしている。