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一生に一度の家づくりで失敗しないために必要な知識や判断知識が身についていくお役立ちブログ。自分たちが建てたい家が見えてくる。

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後悔しないローコストメーカー選びの3つのポイント

雑誌

私が社会人になった当初、母がしきりに言っていた事。

「住宅会社って多すぎない?」
「ちゃんとお客さん来るの?」 

私が住宅業界で働くことになってから、いままで気にも留めていなかった住宅会社のCMや新聞、雑誌の広告がどんどん目に入るようになってきたんだそうです。

ただ実は、 CMや新聞、雑誌などで目にする住宅メーカーは全体の0.01%にも満たないくらいごく一部なんです。 理由は、そのような宣伝のためにけっこうな金額の「販促費」がかかるため、多くのメーカーが手を出せないから。

CMや広告でよく見る大手住宅メーカーの商品が高い理由のひとつは、その宣伝のための販促費分が商品価格に上乗せされているからです。

注意すべきローコストメーカーとは…

cbd785f008dc4f77689dce0cc3c8688b_s大手のメーカーでも、宣伝をするための資金を商品価格に乗せながら集めなければ、いろんな広告を出すことは難しいんです。

なのに、中には「○○万円の家!」「坪単価○万円!」と商品の安さをアピールしながら、CMや新聞で頻繁に宣伝をしているローコストメーカーって見たことはありませんか?

ローコストメーカー選びの失敗例として、「安さが決め手で契約したのに、追加で料金がかかっていって結局高額になった」という話がよくあります。

もしかしたらCMや広告を頻繁に出しているローコストメーカーは、最初だけ価格を安く見せておき、契約後の追加オプションなどに販促費分を上乗せして資金調達をしているかもしれません。

ローコストメーカーを調べる時には、「販促費」という視点から次のような項目をチェックしてみてください。

☑いろんな展示場に出展していませんか?

展示場多くのメーカーが集まる総合住宅展示場。そこに出展すると、会場に支払う費用やモデルハウスの光熱費などなど、1棟のモデルハウスあたり月々約50万円以上の運営管理費がかかっています。

さらに、展示場は4年に1回モデルハウスの建替えを行っていますので、その時はモデルハウスの建築費用もかかることになります。

モデルハウスは打合せスペースや事務所を作るために広くなっていたり、施工力のアピールのために間取りが豪華でオプション設備も多かったりするので、普通の一戸建てを建てるよりも多額の費用がかかります。

ですので、いくつも展示場に出展している会社はそれだけの販促費を売上から捻出しているという事です。本当に安い商品ばかり売っていてこのような販売戦略がとれるでしょうか。

☑CMや新聞で頻繁に見かけませんか?

新聞CMや新聞広告に費用をかけると、お客さんに覚えてもらいやすくなり、住宅展示場でも「このメーカー見たことある!」という印象を持ってもらえるようになります。

しかし「広告をよく目にする」=「それだけの販促費用がかかっている」ということです。いろんなメディアで目に入ってくるローコストメーカーは、安く見えているだけで実際に建てる時には高額になる可能性もあります。

☑資料にお金がかかっていませんか?

資料ローコストメーカーのホームページから資料請求をしてみたら、大手メーカーの資料にも見劣りしない豪華な資料が届いたとします。

細かいポイントですが、販促費用の面から見ると資料の印刷代や発行代、郵送代などにもお金がかかっています。ローコストメーカーからいかにもお金がかかっていそうな資料が届いたら少し疑問に思ってもいいかもしれませんね。

 

いかがでしたか?これらの条件に当てはまるローコストメーカーすべてが要注意というわけではありませんが、

展示場、広告、資料には販促費がかかっている
商品の安さには必ずワケがある

という2点を忘れないようにしましょう。ローコストメーカーに見学に行った時は、その安さのヒミツを聞くことが重要です。

家づくりサポーター 長田圭史

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長田 圭史

熊本県合志市生まれ。高校以降はキーボード担当としてバンド活動に青春を捧げたり、バスを運転して21歳で大型二種免許を取ったりするというちょっと変わった学生時代を過ごし、住宅会社に就職。
男4人兄弟の長男として育ったので、一見落ち着いているように見られがちですが、実は常にボケたくて仕方がない“小笑い製造機”
「周りを明るくするために、まずは自分から笑顔を発信しよう!」をモットーに、毎日なにかしらワクワクしながら生きているハッピー野郎です。