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一生に一度の家づくりで失敗しないために必要な知識や判断知識が身についていくお役立ちブログ。自分たちが建てたい家が見えてくる。

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地震に強い木造住宅の作り方

熊本地震以降、家の耐震性を気にされる方がとても多くなっています。

そこで、今回は木造住宅の耐震性を高めるための具体的な方法をご紹介していきたいと思います。

専門的な知識がないと分からないような、壁量や建物のずれなどは省略して、一般の施主の方にも分かるような内容に絞ってご紹介していきたいと思います。

ポイント① 家の形は長方形のほうがいい

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最近は注文住宅でコ型の建物や、凹凸が多い複雑な家がよく建っています。
しかし、このような家は、地震が起きた際に、それぞれの部屋、壁がバラバラに動いてしまうため、境界部分から壊れやすくなってしまいます。

長方形もしくは正方形の家にすることで、地震の際の動きを均等に近い状態にすることができ、地震に強い家になります。

ポイント② 広い部屋や吹き抜けには注意が必要

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1階に12帖以上の大きな部屋を作ると、柱や耐力壁の量が2階よりも少なくなってしまい耐震性が低くなります。また、吹き抜けなどを作ると、壁の量が少なくなり、耐震性が低下してしまいます。

デザインよりも地震への強さを優先したい場合は、吹き抜けはつけないほうがいいです。

ポイント③ 屋根は瓦よりもスレートに

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地震の際、建物の上の方を重くしてしまうと、1階にかかる水平力が大きくなります。
家の屋根を瓦にしたり、2階に重いピアノを置いたりしてしまうと、揺れが大きくなってしまい、地震の被害が大きくなってしまいます。

最近は瓦の屋根よりもスレートの屋根が一般的になってきております。スレート屋根は地震にも強く、デザインも様々ですので、オススメです。和風の家に合うスレート屋根もあります。

ポイント④ 耐力壁をバランスよく

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北側に個室がたくさんあって南側に大きな開口部のある広い家の場合は、壁の量に偏りがあるため、地震に弱くなってしまいます。

家の4隅には必ず、そして東西南北の外周囲にできるだけ均等に耐力壁を作ることで横揺れやねじれに対して強い建物にすることができます。

地震に強い家というものはただただ壁を多くすればいいという訳ではなく、壁をバランスよく配置し、地震の力をうまく分散させることのできる壁配置を行うということが重要です。

詳しくは担当の営業さんや、設計士さんに聞いてみましょう!

まとめ

今回は木造住宅の耐震性を上げるための方法を簡単に紹介しました。

これからどんな家にしようかと考え始めた方は家の形をどんな風にしようか。屋根は瓦にしようかスレートにしようかと悩まれると思います。

そんな時に、今回紹介したブログを思い出して頂き、万が一の地震の際に強い家を建てて頂けると幸いです。

住宅会社ごとに地震に対しての取組みは様々です。気になる住宅会社があったらその会社の地震対策をしっかり調べてみるようにしましょう。

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島田 和京

2015年に新卒として入社。会社では、主に分譲地の販促企画とZEHの販促を担当。どちらかというとアウトドアで、休日は1泊2日の弾丸旅行に出かけたり、バイクで遠出をしたりする。バイクに乗りながらも、家や土地はしっかり見ている。ソフトテニス歴12年。人生の半分はテニスをしている。特技はバルーンアート。たまに展示場でバルーンアート教室を開催している。