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一生に一度の家づくりで失敗しないために必要な知識や判断知識が身についていくお役立ちブログ。自分たちが建てたい家が見えてくる。

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耐震?断熱? 住宅性能表示って何を評価するの?

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人生で最大の買い物である家。

何千万も支払って購入するものなので、絶対に失敗はしたくありませんよね。

どうせ住むなら、長く快適に、そして安全に住める家がいいですよね。けど、家って外観で、おしゃれな家、高そうな家というのは分かりますけどその家がどのくらい快適で、どのくらい安全なのかって分かりませんよね。

そこで今回紹介するのが「住宅性能表示」です。

今回紹介する性能表示があれば、あなたの家の家にどれくらいの良さがあるのかはっきりします。

住宅性能表示について

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Q.住宅性能表示ってなに?

A.平成12年から実施されている制度で、国が定めるルールに基づき、家の図面や建築現場の検査を経て、等級を定めるという制度です。

Q.住宅性能表示って誰が評価するの?

A.この評価は、家を建てた会社がする訳ではありません。その会社とは関係の無い第三者機関が評価を行います。そのため、嘘の評価をされることはありません。公平な評価を行ってくれます。

Q.何を評価してくれるの?

A.この住宅性能表示では、10分野あってそれぞれの分野を評価してくれます。その10項目はこちら↓

①構造の安定
 ②火災時の安全
 ③劣化の軽減
 ④維持管理への配慮
 ⑤温熱環境
 ⑥空気環境
 ⑦光・視環境
 ⑧音環境
 ⑨高齢者への配慮
 ⑩防犯

これらの10分野を評価することになります。

Q.住宅性能表示って必ず受けないといけないの?

A.必ず受ける必要はありません。任意で受ける制度となります。評価される分野も多いので、申請費用もそれだけ掛かってきます。評価する分野によって変わってきますが、平均で10万円~と高額です。

この住宅性能表示ですけど、できれば全分野を評価してもらった方がいいですが、その分費用もかかりますので、今回はその中でも、特に評価してもらった方が良い項目を紹介していきたいと思います!

この分野は評価してもらおう!

①構造の安全

この分野では、建物全体の強さを評価します。
評価方法:壁量の計算、壁の配置のバランスなど。

構造の安全の分野では、地震にどれだけ耐えれるかの「耐震等級」や、強い風にどれだけ耐えれるかの「耐風等級」、家を支える基礎の構造や形式を表示してくれます。

③劣化の軽減

この分野では、建物の劣化のしにくさを評価してくれます。
評価方法:防腐防蟻処理、床下・小屋裏の換気など

この分野の評価で劣化対策等級が決まり、あなたの家がどれくらいの期間持つのかが分かります。

④維持管理への配慮

この分野では、排水管、給湯管などの清掃のしやすさなど、家をより長持ちさせるために必要な管理についての評価です。
評価方法:地中埋設管の配管方法など

この評価で「維持管理対策等級」が分かります!

⑤温熱環境

この分野では、その家がどれくらいの断熱性を持っていて、快適なのか。冷暖房時の省エネルギ―の程度などを評価してくれます。
評価方法:躯体・開口部の断熱など

この分野の評価で、「断熱性能等級」が分かります。

これらの4つが評価されることの多い分野になります。

ちなみにこの4つの分野を評価してもらい、国の定める基準を超えることができれば「長期優良住宅」として認定してもらえます!

この長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用できる家のことで、この認定を受けることで、住宅ローン控除や税金の軽減など様々なメリットがあります。

この「長期優良住宅」については次回のブログで詳しく紹介したいと思います!

まとめ

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今回のブログで、住宅性能表示制度についてご紹介していきました。

この住宅性能表示を受けるかどうかは、任意ですが、安心して生活するためにも可能でしたら受けることがオススメです。

特に、熊本は昨年大地震が起きました。熊本に住まれている方は、自分の家がどれくらいの地震に耐えることができるのか気になりますよね。

ですので、「構造の安定」の分野だけでも、評価を受けてみてはどうでしょうか。

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島田 和京

2015年に新卒として入社。会社では、主に分譲地の販促企画とZEHの販促を担当。どちらかというとアウトドアで、休日は1泊2日の弾丸旅行に出かけたり、バイクで遠出をしたりする。バイクに乗りながらも、家や土地はしっかり見ている。ソフトテニス歴12年。人生の半分はテニスをしている。特技はバルーンアート。たまに展示場でバルーンアート教室を開催している。